月別アーカイブ: 2017年5月

ビオキッズ2017in世田谷公園に出店しました!

2017/05/28 「外遊び」をテーマに「親子で楽しむ外遊び&子育てフェス」であるビオキッズ2017in世田谷公園に昨年に引き続き2度目の参加をしてきました。
当日は気持ちのいい晴天で、朝から沢山の親子連れで賑わっていました。
子どもと一緒に「楽しむ」「感じる」「気づく」「学ぶ」きっかけになるように企画されたブースが20店以上並んでいました。
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自然の木を使ってはんこを制作する「消しゴムはんこ屋」や昔懐かしいベーゴマブース、割りばしと輪ゴムを使ってゴム鉄砲を作る「カラフルゴム鉄砲作り」などの実際に作ったり、遊んだりするブースから、「食」や「音楽」を通して、感じるブース、今回は、私たちと同じく医療者が出店しているブースも多く出店されていました。

わたしたち、桜新町アーバンクリニックも「森のお薬教室」として、ワセリンに自分で選んだアロマを混ぜて軟膏を作る薬剤師さんの体験をしてもらいました。
前回よりも数を増やしていたはずなのに、あっという間に予約が埋まってしまいました。
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「前回もやって良かったから」や「前回は予約がいっぱいでできなかったから」などと言って下さった方も多くて嬉しくなりました。
子どもたちの笑顔や、パパ、ママと頑張る姿に元気をもらえました。
また、当院に小児科があることを知った親御さんたちが、場所を詳しく聞いてくださったり、地域のイベントを通して知って頂けて良かったです。
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そして、このイベントを開催するにあたり協力頂いた連携先の薬剤師さんたちに感謝致します。
・日本調剤在宅医療部 様
・ファーコス用賀3丁目薬局 様
・ファーマライズ薬局用賀店 様
・アイン薬局池尻店 様

当院では、この他にも地域に向けたイベントを企画しています。詳細はまた告知しますので、お近くの方は是非参加してくださいね。
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(看護師 赤崎真理)


「認知症ケア学会@沖縄」に参加して

2017年5月26・27日、沖縄県宜野湾市にある“沖縄コンベンションセンター”で「認知症ケア学会」が開催されました、当院から作業療法士の村島が参加・ポスター発表を行いました。

認知症初期集中支援事業から訪問看護・リハビリへ移行した方の事例報告で、「認知症」というキーワードに囚われすぎず、身体・認知面の機能や物理的・人的な環境、疾患などを多職種で多面的に評価する重要性を教わりました。“この視点を学会に参加された方々と共有したい!”という想いで報告させていただきました。

●物理的環境変化により生活障害へと発展した一事例
~実行機能障害の要因として照明が与えた影響について~
拡大版はこちら
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他にも、各自治体で動き始めた「認知症初期集中支援事業」の報告・事例発表や、若年性認知症の方への支援、シンポジウムでは認知症当事者の方やサポートする専門職・会社の方など、多岐にわたる発表がなされていました。
先月の国際アルツハイマー病協会国際会議でも、当事者の方からの提言・発信に多くの参加者が耳を傾けていましたが、今回も当事者の方からの熱いメッセージが発信されました。私たちは、その声を受け止めつつ、何が出来るか常に意識を高く保ち続けたいと思います。
来年は新潟で開催されるようです。きっとまだ梅雨入りしていない新潟での開催を楽しみに、今から準備をしていきたいと思います。

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(作業療法士  村島久美子)


語らいの場”こかげカフェ”を開催しました。

2017/05/14 当院で初めての遺族会 語らいの場”こかげカフェ”を開催しました。
この”こかげカフェ”は、プラタナスの木の下の木陰でカフェをしながら語り合う、ということをイメージして、遠矢院長が命名しました。「なぜ、プラタナスの木?」かというと、プラタナスは医療の祖「ヒポクラテスの木」とも称されていて、ヒポクラテスはこの木の下で弟子たちに「患者のことを一番に考えるように」と教えたとされているからです。当法人の名前の由来でもあります。

当院が在宅医療を始めてから8年が経ちました。日々の診療の中で、たくさんの患者様、ご家族との出会いがあり、また年間100名以上のお看取りもさせて頂いており、その数だけの別れもありました。
患者様がお亡くなりになった後は、診療も中止となるためご自宅に伺うことはなくなります。近所を通るたび、また、ふとした瞬間に、「あの患者様のご家族は元気でいらっしゃるかな」「どんなことを感じて生活されているかな」などと思うことがよくあります。患者様と同時にご家族も私たちにとっては気になる存在なのです。

今まで遺族の方とお話する機会がなかったのですが、今回、当院の看護師の五島、村上玲子、船木の3名が中心となって、このような会を開催できました。
当日は、11家族、15名の方々に参加していただき、在宅で大切なご家族を看取った経験、その時の気持ち、現在までの気持ちの変化など、それぞれの想いをお話して頂きました。会場にいらした時は、表情も固く、緊張感が張り詰めていた会場でしたが、スタッフによるピアノ、ハンドベルの演奏、お茶やケーキを食べながらの団欒の時間を経るうちに、お隣に座ったご家族同士との話しも弾んで、皆さん笑顔になっていきました。

参加された方からは、「参加してよかった」「気持ちが少し軽くなった」「また頑張ろうと思った」「また開催して欲しい」と言ってくださる方が多く、この会を開催出来て良かったと思うと同時に、同じ辛さや経験を共有している者同士が共感できる、自分の辛さを話せる、理解してもらえる場所の必要性も感じました。そして、私たち医療者に感謝の言葉を頂けたり、「みなさんがいてくれたから最期まで自宅で看てあげられた」などの言葉も頂けて、私たちの癒しにもなりました。

ご自宅で大切な家族を見守っていくことは本当に大変なことだと思います。患者様は元より、ご家族にも寄り添う医療、看護の提供を行い、患者様がお亡くなりになったあとも身近に感じられるようなクリニックを目指していきたいとおもいます。

今回は、初めての遺族会ではありましたが、同じ空間と時間を皆で共有し、少しずつでもそれぞれの思いを分かちえたと思います。これからもこの”こかげカフェ”を継続していきたいと思います。
(看護師 赤崎真理)

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2017/05/28 ビオキッズ2017in世田谷公園に出店します!

2017/05/28 ビオキッズ2017in世田谷公園に出店します!
「外遊び」をテーマに「親子で楽しむ外遊び&子育てフェス」として開催されているビオキッズが、昨年11月に世田谷公園で初めて行われ、今回5月28日に第2回目が開催されます。前回の開催時に当院も「森のおくすり教室」として出店させて頂きました。他にも、「遊びのワークショップ」や、「暮らしのビレッジ」などのテーマごとに様々なブースが並びます。

   期間 2017/5/28(日)
   10:00~15:30(小雨決行)
   最寄駅 田園都市線・世田谷線 三軒茶屋 / 田園都市線 池尻大橋
   場所 世田谷区立世田谷公園 SLひろば・桜ひろば・世田谷プレーパーク

ビオキッズ2017in世田谷公園についてはこちら
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前回の開催時は、アロマを選び手作り軟膏を作ってもらおうという薬剤師の調剤体験を企画しましたが、わたしたちの予想を上回る大盛況で、途中で予約もいっぱいになってしまうぐらいでした。
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もっと多くの子どもたちに楽しんでもらいたい!と思い、今回も出店させて頂くことになりましたー!前回より軟膏の数を増やし、どのような内容にしたらより多くの子どもたちに楽しんでもらえるか、など、勤務終了後に作戦を練っています。前回よりもさらにパワーアップして楽しんでもらえるかと思います。是非、みなさま遊びに来てください。

前回のビオキッズのブログはこちら

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(看護師 赤崎真理)


国際アルツハイマー病協会国際会議(ADI)2017に参加してきました!

2017年4月26~29日の4日間にわたり、国立京都国際会館で国際アルツハイマー病協会国際会議が開催されました。世界各国から参加者が来場され、あちらこちらで活発な意見交換が繰り広げられていました。また、当事者の方が日本各地・世界各国から参加・登壇され多くのメッセージを残してくださいました。
当院からも平成24年から行っている「認知症初期集中支援事業」に関する演題を院長の遠矢医師、看護師の片山がポスター発表を、作業療法士の村島が口述発表をしました。

遠矢医師
The factors of delayed diagnosis and intervention of primary care services for people with dementia

 
片山智栄
THREE CASE STUDIES IN DEMENTIA CARE IN THE COMMUNITY IN JAPAN FROM COMMUNITY NURSE’S PERSPECTIVES

 
村島久美子
The role and issues required for the Initial-phase Intensive Support Team of dementia (IPIST)
From the viewpoint of the OccupationalTherapist

 
来場者の方から、“実際どんな感じなの?” “何回くらい訪問して結果を出せているの?” “コストはどれくらいかかり、採算は取れているの?”など具体的な質問をいただき、実際に関わっている方との情報交換することができ、有意義な時間を過ごすことができました。

国際会議・・・とはいえ、せっかく京都に来ましたので、旬の「青もみじ」を目と舌で楽しんできました。次はぜひ桜や紅葉の時期に訪れたいです!
(作業療法士 村島久美子)
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アジア(カンボジア、ラオス、ネパール)の行政官が当院に視察に来られました

2017/04/027 G8サミットの提言から設立された「P4H」というネットワークの研修の一環で、アジア(カンボジア、ラオス、ネパール等)の行政官が日本の医療制度を見るために来日されました。その研修の中で、WHO(世界保健機関)と厚労省のサポートで約20名の方が、当院に日本での在宅医療の実際を見るために視察に来られました。
ちょうど5月よりオープンする「ナースケアリビング世田谷中町」(看多機)の新しい事業所にお越しいただき、「In-Home Medical Care japan」と題して、当院の五味医師が日本の在宅医療と看護小規模多機能の取り組みについてお話しました。

例えばネパールは、1960年代の平均寿命が39歳だったのに対して現在は60歳になっていて、これから高齢化が年々上昇することが予測されています。また、同様に高齢化率は7%と日本の23%に比べてまだまだ低いですが、これから上昇が始まります。東南アジアの各国はどこも似たような状況ですので、医療と介護を保険制度化し、既に超高齢化を迎えている日本を良くも悪くも手本として注目されていることがわかりました。

講演後は、松原アーバンクリニックの三島千明医師が進行と通訳を務める形で、車座になってフリーのディスカッションを行いました。日本の医療制度の話や、なぜ自宅で最期を迎えたい人が多いのに病院で亡くなる人が多いのか、また、大病院ではなく地域で働くことの価値は何なのか、などたくさんの質問がありました。また、参加者の方々にとって「看多機」が日本における新しい試みとして、非常に印象深かったようです。

視察後のコメントとして、「見学で出会ったスタッフの方々は皆とてもモチベーションが高く感激した。どうやったら自分の国で働く人たちのやる気を出せるのか」「”コミュニティ”という概念について新しい定義をもった。自分にとっては経験したことがない医療の新しい姿だと思う、自分の国にどう生かせるか考えたい」など、私たちにも励みになる感想を頂けました。
(看護師 赤崎眞理)

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