ナースケアステーション」カテゴリーアーカイブ

2017年 新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。昨日からクリニックの診療も開始しています。
朝のミーティングで、スタッフ全員ひとりひとり今年の抱負を発表し合いました。仕事以外の抱負では「今年こそ運動したい!」という話が多かったから、今年も登山部やリレーマラソン部の活動を再開しようと思います。そして昼休みに隣の用賀神社に初詣。この一年、クリニックに関わる皆様が健やかでありますようにとお祈りしました。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
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『かんたき』開設への私の想い!!

はじめまして、「ナースケア・リビング世田谷中町」開設準備室の大場哲也です。私は介護福祉士・介護支援専門員の立場から開設準備に携わっています。私は介護職の立場として、開設準備室の「かんたき」にかける開設への想いや、どのような介護を提供していこうと考えているのかを、今後お伝えしていきます!

看護小規模多機能型居宅介護(通称:かんたき)については、これまでのブログをご覧ください。
■2017年春 新しい介護サービスを始めます!(前編)
■2017年春 新しい介護サービスを始めます!(後編)

私自身、在宅・施設と15年近く介護の現場に携わる中で、「このまま家で過ごしたいけど…」と思いながらも、病気の進行や医療管理が難しくなってきたことで、ご本人や介護者の方の負担が強くなり、入院などの選択を迫られ、これまでの生活を諦めなければいけない場面に幾度となく出会ってきました。ご本人やご家族の思いが強いほど、心苦しい選択をされいらっしゃいました。また、私も介護職として本当に寂しい思いをしてきました。

私たちの「かんたき」では、最期まで自宅での生活を続けるための、居場所を作っていきたいと想っています。

ほとんどの介護サービス事業所は、介護職が中心で、医療職はほとんどいません。私たちの「かんたき」では医療職と介護職がひとつのチームとして働きます。介護職が医療職に気軽に相談をして、ケアの提供を行うことができます。医療職が介護職と気軽に話をして、利用者の生活について考えることができます。みんな同じ視点を持ち、気軽に話をしていくことで、ご利用者様、患者様第一の思いを持ったチームになるのだと思います。

すべては利用者や家族が、どんな状態になっても笑顔で暮らしていけるように。私たちは、そんな思いを持って「かんたき」に取り組んで行きたいと思います。

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(介護福祉士・介護支援専門員 大場)


”年賀状用のハンコ作り”をしましたよ

今回は、院内のクラブ活動である「あやしいものづくり隊」の活動報告です。
あやしいものづくり隊とは、日本の伝統的な年中行事や季節毎の歓び、楽しみを継承しつつ、スタッフのクリエイティビティを発揮し、スタッフの精神的なゆとりや癒しの効果を図る(要は気晴らしの)ために院内のクラブ活動としてスタートしました。
10月にクラブ活動を開始してから、1回目はハロウィンかぼちゃの制作、2回目はクリスマスリースを作りを経て、今回はみんなで消しゴムや版画を使っての”年賀状用のハンコ作り”をしましたよ。

みんな真剣に取り組んでいます!力作が出揃いました。
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出来上がったハンコは、年賀状の表に使いました。
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来年も皆様にとって素敵な1年になることをお祈りしています。
(看護師 赤崎真理)


2017年春 新しい介護サービスを始めます!(後編)

2017年春 当院のメンバーが中心になって、世田谷中町で新しい介護サービス(看護小規模多機能型居宅介護、通称:かんたき)を始めます。事業所名は「ナースケア・リビング世田谷中町(Nurse Care Living)」、ご利用者様の暮らし・生活を支え、団欒できる居心地の良いサービスを目指します。
(前編)はこちら

特徴② 東京都最大※の再開発プロジェクト内での新しい在宅介護サービスです。

この事業所は、東急不動産・NTTが行う「世田谷中町プロジェクト」は都内最大のシニア住宅の複合開発プロジェクトの中で開設し、地域の在宅介護支援拠点としての役割を担います。約一万坪の敷地にマンションとシニア住宅、コミュニティカフェ、認可保育所を設け、多世代の人々が交流し気持ちよく暮らしていくための環境が作られます。世田谷初の「かんたき」となる予定です。乞うご期待ください!
※過去10年間で

世田谷中町プロジェクト 公式サイトはこちら
世田谷中町プロジェクト プレスリリースはこちら

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———————— 世田谷中町プロジェクト ————————

■所在地: 世田谷区中町五丁目21番6他(地番)
■分譲マンションとシニア住宅の複合開発では過去10年間で都内最大の開発プロジェクト
 ・全6棟構成の大規模分譲マンション(252戸)
 ・自立の方へ向けのシニアレジデンスと介護が必要な方へのケアレジデンスを併設(251戸)
 ・約一万坪の広大な敷地を活かした、ゆとりのある配棟計画
■地域包括ケアの拠点として、近隣にお住いの方にも開かれた街づくり
 ・定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所や、看護小規模多機能型居宅介護を併設
 ・東京都市大学と連携した地域コミュニティの形成など、産学連携の街づくりを推進
■子育て世代からシニア世代まで『多世代交流型』の街づくり
 ・カルチャールームやキッズルーム、ライブラリーラウンジなど、シニア住宅・分譲マンショ
  ンの共用スペースの一部を相互に利用可能とすることで多世代の交流を生み出す仕組み作り
 ・地域に開かれたコミュニティカフェや認可保育所では、子世代とシニア世代が出会う多彩な
  多世代交流プログラムを予定

 


2017年春 新しい介護サービスを始めます!(前編)

2017年春 当院のメンバーが中心になって、世田谷中町で新しい介護サービス(看護小規模多機能型居宅介護、通称:かんたき)を始めます。事業所名は「ナースケア・リビング世田谷中町」、ご利用者様の暮らし・生活を支え、団欒できる居心地の良いサービスを目指します。
これから開設までの半年間、準備の様子などを定期的にお伝えしていきます!

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特徴① 世田谷初、これからの介護のモデルとなる 看護小規模多機能型サービスです。

看護小規模多機能型居宅介護(通称:かんたき)とは、2012年にできた新しい介護サービスで、一つの事業所で介護サービスのすべてのサービス(訪問介護・訪問看護・リハビリ・デイケア・泊まり・ケアプランの提供)を提供することで、ご利用者様のご自宅での生活を支援するものです。また、在宅医師と共同で、介護スタッフ・看護師・リハビリスタッフ、栄養士、薬剤師等の多職種が一つのチームでケアを提供して行きます。当事業所は世田谷初の「かんたき」となります。

また、医療法人が「かんたき」を運営するのは全国でもまだ例が少ないですが、世田谷区で8年間在宅医療を提供してきた当院が「かんたき」を運営することで、これまで以上にご利用者様がご自宅で安心して生活できるようにサポートすることが可能になると考えています。介護スタッフ、看護師、リハビリスタッフ、ケアマネージャー、医師などの多職種がフラットな関係で、ご利用者様視点で自由闊達に話し合い、協力しながら、より良いケアを提供していきたいと思っています。

看多機説明イラスト

———————— 事業所概要 ————————

事業所名     ナースケア・リビング世田谷中町
施設形態     看護小規模多機能型居宅介護
所在地      東京都世田谷区中町五丁目21番6他(地番)
建物・階数      鉄筋コンクリート造3階建ての3階
床面積      約255㎡
定員数・居室数   最大29名,7室
開設日      2017年5月1日(予定)
協力医療機関   桜新町アーバンクリニック
併設事業所    ナースケア・ステーション(訪問看護)

(後編)につづく


平成28年度年末年始休診のご案内

【年末年始休診日】
平成28年12月29日(木)〜平成29年1月3日(火)

誠に勝手ながら上記期間は休診させて頂きます。

どうぞよろしくお願い致します。

気温もぐっと下がり風邪やインフルエンザに限らず、体調を壊しやすい時期です。
調子が悪いなと感じたら早めに身体を休めるようになさって下さい。

事務 遠山

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日本看護協会機関誌「看護」7月号に片山看護師の執筆記事が掲載されました

日本看護協会機関誌「看護」7月号に片山看護師の執筆記事「多職種の専門性の高いケアを統合しその人らしい「暮らし」を支える」が掲載されました。
ご興味のある方は、ぜひご覧になってください。

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女王陛下の認知症ケア「シルビア・ドクター」

スウェーデンのKarolinska研究所が、一般医のための認知症ケアのマスターコースをオンライン講座で行う、ということを知ったのが2013年の夏頃でした。しばらく悩んだあげくエントリーし、同年の11月から授業が始まりました。

当時世田谷区とともに始めた「認知症初期集中支援事業」が軌道に乗ってきて、そこに関わらせていただく中で感じたのは、私たちプライマリケア医が認知症診療に携わることの必要性と現状とのギャップでした。なんとか日本のプライマリケア医(=開業医)のレベルを上げたい、なおかつそれを精神科の専門医から学ぶより、プライマリケア医による認知症診療の世界標準を見据えた上で、日本の地域包括ケアやオレンジプランに求められるカタチを模索したいと思っていました。2012年に参加した欧州認知症国家戦略視察で、オランダやイギリスのGPの役割に触れたことも大きな刺激になりました。

2年半に及ぶオンラインでの講座は、そのほとんどが講義と言うより、毎週与えられるテーマについてのレポートを書き、それを受講者同士でレビューし合い、議論を深めていくというスタイルでした。脳の解剖学に始まり、診断、治療、家族ケアや意思決定支援、社会システムや法整備から終末期ケアに至るまで、認知症にまつわる網羅的かつかなり実践的な内容で、「あなたのクリニックのチームで利用可能な****を作成しなさい」という課題が多かったのも印象的でした。

各国の参加者は、それぞれに医療や介護のシステムがあり、認知症ガイドラインがあり、専門医と一般医、その他の多職種や自治体との役割分担がある。同級生6名はすべて実地医家の先生たちだったおかげで、本当にナマの現場が浮かんでくるようなレポートがとても勉強になりました。正直どの国もそれぞれに日本と同じような課題を抱えていることもよく判りました。

修論を提出した後で知ったのですが、このコースの修了者は、スウェーデンのシルビア王妃から修了証が手渡され、「シルビア・ドクター」の称号が授けられるとのこと。それはこのプログラムがシルビアヘメット財団という王妃が主催する認知症ケアのための財団からの支援を受けていることに由来します。今年で20周年を迎えるというこの財団では先行してシルビアナース、シルビアケアラー、シルビアOTなど、認知症を支える様々な職種への専門教育プログラムを提供しています。今回の「シルビア・ドクター」は僕らで2期生になりますが、1期生の時はすべてスウェーデン語でなされたため、スウェーデン国内の先生方6名のみだったそうで、英語化して一気にワールドワイドになったと、担当教官や大学側は喜んでおられました。

長くなりましたが、飛び込んでみて本当に良かったと思います。得意ではない英語に加えてオンラインでの孤独な勉強で、毎週課題に追われる2年半は相当な苦行ではありましたが、たくさんの方々にささえて頂き、なんとか修了出来たことを心から感謝しております。勉強したことは、そのうちまとめて報告させて頂く機会を持ちたいと思いますし、日々の診療やケアの中でも活かせるように、これから「実践編」を始める所存でおります。

もはや認知症は世界的な課題であります。高齢化のスピードを考えると、治療薬やケア方法の開発など世界で協力して迅速に進めていく必要に迫られています。なかでも認知症の方が500万人を越えている日本の取り組みは、世界中から注目されています。今回世界の方々と共に学んだ経験がささやかながらその一助になるように、今後も努力してまいります。

(院長 遠矢純一郎)

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看護小規模多機能型施設の視察に島根県浜田市へ行ってきました。

2016/4/20 看護小規模多機能型施設(看多機;「カンタキ」と呼ぶ)の視察に島根県浜田市へ行ってきました。
看多機は、通い、泊まり、訪問の三役をすべて提供する、しかも看護師が居ることで医療にも対応するという、まさに地域包括ケアを具現化したようなサービスです。ケアマネ機能も含めてトータルなケアマネジメントと提供をおこなうという意味ではビュートゾルフ的だが、通いや泊まりまで同じスタッフで包括提供されるからサービスレベルはずっと高いのが特徴です。
利用者にとっても、複数の事業所との契約が不要となり、窓口が一本化され、常に馴染みの職員が関わる安心感は計り知れません。急な泊まりの必要や24時間緊急的訪問にも対応できるので、一度これを利用すると、もはや普通のデイサービスには戻れないでしょう。もちろんこれほど利用者の都合に合わせたサービスを運営するには、かなり複雑なオペレーションとケアスタッフの医学的教育も必要となります。
あくまで在宅生活を支えるためのもの。現在全国に250カ所くらいあるそうですが、これが日本中に広がると、がん緩和ホスピスや認知症の精神科入院も減らせるだろうし、有床診療所作るよりずっと良いでしょう。看護のパワーをフルに発揮できる地域ケアの究極のカタチと感じました。
なかなか実情の見えない看多機、大変学びの多い視察になりました。そしていよいよ1年後に、当院の訪看「ナースケアステーション」による世田谷区初の看多機が誕生します!

(院長 遠矢純一郎)

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