外来」カテゴリーアーカイブ

平成28年度年末年始休診のご案内

【年末年始休診日】
平成28年12月29日(木)〜平成29年1月3日(火)

誠に勝手ながら上記期間は休診させて頂きます。

どうぞよろしくお願い致します。

気温もぐっと下がり風邪やインフルエンザに限らず、体調を壊しやすい時期です。
調子が悪いなと感じたら早めに身体を休めるようになさって下さい。

事務 遠山

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インフルエンザの予防接種始めています!

皆様こんにちは!
最近、急に気温が下がり始め、風邪やインフルエンザが流行してくる時期に入りました。

当院でもインフルエンザの予防接種を始めています。
診察と合わせて接種することも可能です。
ご不明な点ございましたらお気軽にお電話、受付等でお問い合わせください。

風邪やインフルエンザ等、感染症の予防は『こまめな手洗い』がとても大切です。
手の指の間や手首も忘れず洗いましょう。

お体にお気をつけてお過ごし下さいませ。

*土曜日も夜19時まで診察をしております*
(インフルエンザ最終受付18:30迄。予約不要)
事務 遠山


女王陛下の認知症ケア「シルビア・ドクター」

スウェーデンのKarolinska研究所が、一般医のための認知症ケアのマスターコースをオンライン講座で行う、ということを知ったのが2013年の夏頃でした。しばらく悩んだあげくエントリーし、同年の11月から授業が始まりました。

当時世田谷区とともに始めた「認知症初期集中支援事業」が軌道に乗ってきて、そこに関わらせていただく中で感じたのは、私たちプライマリケア医が認知症診療に携わることの必要性と現状とのギャップでした。なんとか日本のプライマリケア医(=開業医)のレベルを上げたい、なおかつそれを精神科の専門医から学ぶより、プライマリケア医による認知症診療の世界標準を見据えた上で、日本の地域包括ケアやオレンジプランに求められるカタチを模索したいと思っていました。2012年に参加した欧州認知症国家戦略視察で、オランダやイギリスのGPの役割に触れたことも大きな刺激になりました。

2年半に及ぶオンラインでの講座は、そのほとんどが講義と言うより、毎週与えられるテーマについてのレポートを書き、それを受講者同士でレビューし合い、議論を深めていくというスタイルでした。脳の解剖学に始まり、診断、治療、家族ケアや意思決定支援、社会システムや法整備から終末期ケアに至るまで、認知症にまつわる網羅的かつかなり実践的な内容で、「あなたのクリニックのチームで利用可能な****を作成しなさい」という課題が多かったのも印象的でした。

各国の参加者は、それぞれに医療や介護のシステムがあり、認知症ガイドラインがあり、専門医と一般医、その他の多職種や自治体との役割分担がある。同級生6名はすべて実地医家の先生たちだったおかげで、本当にナマの現場が浮かんでくるようなレポートがとても勉強になりました。正直どの国もそれぞれに日本と同じような課題を抱えていることもよく判りました。

修論を提出した後で知ったのですが、このコースの修了者は、スウェーデンのシルビア王妃から修了証が手渡され、「シルビア・ドクター」の称号が授けられるとのこと。それはこのプログラムがシルビアヘメット財団という王妃が主催する認知症ケアのための財団からの支援を受けていることに由来します。今年で20周年を迎えるというこの財団では先行してシルビアナース、シルビアケアラー、シルビアOTなど、認知症を支える様々な職種への専門教育プログラムを提供しています。今回の「シルビア・ドクター」は僕らで2期生になりますが、1期生の時はすべてスウェーデン語でなされたため、スウェーデン国内の先生方6名のみだったそうで、英語化して一気にワールドワイドになったと、担当教官や大学側は喜んでおられました。

長くなりましたが、飛び込んでみて本当に良かったと思います。得意ではない英語に加えてオンラインでの孤独な勉強で、毎週課題に追われる2年半は相当な苦行ではありましたが、たくさんの方々にささえて頂き、なんとか修了出来たことを心から感謝しております。勉強したことは、そのうちまとめて報告させて頂く機会を持ちたいと思いますし、日々の診療やケアの中でも活かせるように、これから「実践編」を始める所存でおります。

もはや認知症は世界的な課題であります。高齢化のスピードを考えると、治療薬やケア方法の開発など世界で協力して迅速に進めていく必要に迫られています。なかでも認知症の方が500万人を越えている日本の取り組みは、世界中から注目されています。今回世界の方々と共に学んだ経験がささやかながらその一助になるように、今後も努力してまいります。

(院長 遠矢純一郎)

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カルテ開示のこと

一度当院にご来院になった方はご存知かと思いますが、当院の外来ではご希望の患者様にカルテ開示をおこなっています*。これはカルテのコピーを印刷してお渡しする無料のサービスです。

もともとは、法人内でひと足先に開業した用賀アーバンクリニック(http://www.yoga-urban.jp/)ではじめた取組で、患者さんにも主体的に治療に参加していただきたいという趣旨が背景にありました。そのコンセプトが好評だったこともあり、当院でも取り入れたのでした。
一般的に、カルテというと外国語で走り書きで書かれているイメージがありますが、当院は電子カルテを使い、医師ができるだけわかりやすい日本語で書くように心がけています。したがって、患者様にとっても読みやすく、他の医師や職員も共有しやすいものとなっています。
このカルテ開示ですが、患者様によってさまざまな活用方法があるようです。たとえば、カルテをすべて保存して冊子にし、何かがあった際に病院に持参できるよう準備しているご高齢の方、あるいはお子さんをご親族が代理でお連れになった際に、親御さんに正確に病状を伝えるためにお使いになる方、などなど千差万別です。当院としても思い思いの方法でご活用いただきたいと考えています。

この試みが少しでも皆様の健康管理の一助になれば幸いです。

事務 長田

*一部診療科では診療科の性質上、おこなっておりません


姉妹クリニック 用賀アーバンが隣のビルに移転しました

当院の姉妹クリニックであり、法人の元となった用賀アーバンクリニックが
10月15日より移転開業致しました。

移転とは言っても隣のビルへの引っ越しになりますので、受診者の皆様へのご負担を
最小限に抑えた形となっています。
一部診療時間等の変更がございますのでご確認頂けますようお願い致します。

今後とも医療法人プラタナスをどうぞ宜しくお願い致します。

用賀アーバンクリニック
http://www.yoga-urban.jp/


定期健康診断のすゝめ

私事ですが、先日に今春受診をした健康診断のフォローアップ面談のようなものを栄養士さんにしていただきました。

私はどちらかというと痩せ気味で、「痩せている分には問題無いだろう」と軽い気持ちで話を伺ったのですが、どうやらそれは大きな間違いでした。

検査における数値がどうであったか、については控えますが、、、
動物性脂質が不足していることやそもそものカロリーも不足気味であろうこと。
それにより冷え性を引き起こしていたり、疲れやすい体質となっていること、朝も弱いこと、等など
日頃より自分自身で感じている体調の「なんでだろう?」が浮き彫りにされていきました。

基本的には食生活を変えていくことで、数値も改善され上記のような症状も改善されていくであろう、とアドバイスを頂き早速取り組みを開始しようと思った次第です。

実際に軽い症状が起こっているので遅い部分もありますが、定期的な健康診断により数値として科学的に原因がわかり、対応策が見つけられた事はとても良かったですし
自分の身体と向き合う良いきっかけになりました。

桜新町アーバンクリニックでも世田谷区健診やがん検診等、各種健診を承っております。
また、具体的に食生活のアドバイス等も可能な栄養指導も行なっております。
お気軽にご相談いただき、ぜひご利用ください。

健康診断のご案内


インフルエンザワクチン接種のご案内

今年のインフルエンザワクチン接種は

2013年10月1日(火曜日)からです。

ワクチン接種の予約は不要です。 念のため来院前に在庫確認のお問い合わせいただけると確実です。(TEL: 03-3429-1192)

1. 接種金額

3,000円 (1回目、2回目同様)

下記の方は世田谷区より費用助成が受けられます

<接種当日1歳~15歳までの方>
自己負担金額:2,000円

<平成24年12月31日までに65歳以上になられる方>
自己負担金額:2,200円

また、満60~64歳で心臓、腎臓、呼吸器、HIVによる免疫機能障害が身体障害者手帳1級相当の方については申込みが必要です。世田谷区保健所感染症対策課(TEL : 03-5432-2437)までお問い合わせください。

2.接種受付時間
月曜日~土曜日 9:00~12:00 / 14:00~18:00

3. 当院で使用しているワクチンの保存剤について

当院ではチメロサールを保存剤として使用したインフルエンザワクチンを主に接種しております。妊婦及び妊娠の可能性のある方にはチメロサール以外の保存料を使用したワクチンをご案内させていただいておりますので、お問い合わせください。また、上記の方以外でチメロサールが含まれないワクチンをご希望の方は、来院時に受付にその旨お伝えいただき、医師とご相談ください。


外来の、少しだけ混雑がやわらぐ時間帯

外来事務の長田です。
ここ数日は過ごしやすい気温となってきました。少し肌寒ささえ感じるほど
です。寒暖の差も大きくなり、外来には体調を崩してお見えになる方が増えて
きています。そして、インフルエンザの予防接種も始まる10月からは、例年当院
の内科・小児科・消化器内科の外来も本格的に混み合ってきます。当院の医師
としては、(文字通り)休みなく次々と診療に臨むのですが(もちろん、できる
だけ丁寧に)、それでもやはりお待ちいただく場合が出てきてしまいます。本
当に心苦しいことなのですが、、、

さて、そのようななかにあって、じつは比較的空いている時間帯というのもあり
ます。それは、火曜から金曜の午後14時~16時頃です。日ごとのご来院状況に
よってお約束はできないのですが、運がよければぽっかりと空いている幸運(?)
の時間帯なのです。
お待ちいただくことに対する根本的な解決ではないのですが、お時間の調整が
つく方はぜひ上記の時間にご来院ください。
私どもとしましても、できるだけお待たせしないよう、これからも工夫を検討
してまいりたいと思います。


大きな目標への小さな工夫

こんにちは、桜新町アーバンクリニック 外来事務の大草です。

皆さんは「内視鏡」ってご経験ありますでしょうか?
人によっては、二度とやりたくない・・・という方や、
健康管理のため毎年やっています!という方もいらっしゃると思います。

さて、内視鏡では施術前に「キシロカイン」というお薬を口に含んで頂き喉の局所麻酔を行います。
これは、内視鏡で使うチューブを口から胃まで挿入する際、喉を通過した辺りで発生する嘔吐反射を
なるべく抑制し、円滑に検査を行うために実施するものです。
が、、このキシロカインというお薬、5分程お口に含んでいただくのですが、、非常に苦いです。
人によっては5分も含めない程で、うまく麻酔が出来ないケースもありました。
当院では、そんな方への対策としてスタッフが考える様々な試みを実施しています。
(例えばお薬を非常に低温にすることで、苦味を軽減させる等・・)

法人の理念である、「患者視点の医療」を実現させるという大きな目標に、
このような小さな工夫を積み重ね、スタッフ全員で「患者視点の医療」を実現できるよう頑張っています。

内視鏡は経験あるけど、、、薬が苦くて麻酔があまり効かなかった・・・という方や、
内視鏡はちょっと怖くてできない・・・という方、内視鏡に限らず
当院では出来るだけ患者様の心身の苦痛が少なくなるよう、医師、看護師、事務が
一体となって取り組んでいますので、お困りの際は是非ご相談ください。

 

 


引き続き、熱中症に要注意!

竜巻や突然の豪雨など激しい気象に驚きますが、もうすこし続く暑さのなか、
まだまだ熱中症に対する注意は必要です。外来でも暑さに体調を崩して来院されるかたが多く、
お彼岸までは暑い日もあるでしょうから、この機会におくればせながら熱中症について情報提供したいと思います。
十分な準備と対処で、のこりの夏を乗り切りましょう!
ーーーーーー

熱中症で大切なのは、「予防可能」なことです。

「高温」や「多湿」の環境が体に影響を及ぼし、脱水と熱により起こる身体の機能不全が熱中症の本態です。
予防の要は3つ;(1)暑さを避ける(2)水分の補給(3)塩分の補給
です(と書くとあたりまえのようですが、繰り返します)。
暑いところにいなければ熱中症になることはありません。
また湿度が高いと気温・室温が低くても熱中症になりやすくなりますので、湿度を下げることも意識する必要があります。

対策としては…

・日傘をさす。
・帽子をかぶる。
・扇風機や空調(エアコン)を使う(室温28℃、湿度70%以下目標)。
・日陰を選んで歩く。
・朝のうちに打ち水をする。
・ブラインドやすだれを垂らす。
・テントを張り、軒を出す(屋外での活動時)。
(環境省 熱中症保健マニュアルより)

 

水分補給は、汗をかいたり喉が乾いたら十分な摂取は鉄則です。

入浴や睡眠時も汗をかきますので、入浴後や起床時に水分補給をしていただくのが良いでしょう。
塩分に関しては、通常通り食事をする場合にはさほど神経質にな る必要はありません。
しかし、汗をかくと水分とともに塩分も失われます。大量の汗をかいたときは塩分補給にも注意しましょう。高温多湿環境に長時間いるときも、水分と共に塩分摂取を励行ください。
補給には、スポーツドリンクや経口補水液(オーエスワンなど)が有効です。冷水(5~15℃)と梅干しのような組み合わせもいいですね。
糖分があると小腸での水と塩分が吸収されやすくな るとも言われていますが、市販のスポーツドリンクは糖分が多く、2倍程度に薄めての飲用をお勧めします。
心臓病、高血圧、腎臓病、糖尿病等で水分制限・塩分制限や 糖分制限がある場合には担当医にご相談してください。
参考サイト:
環境省 熱中症予防情報 http://www.wbgt.env.go.jp/
環境省 熱中症保健マニュアル http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual.html

【熱疲労や熱中症の症状】

上記の注意をしていても、体調を崩されることがあります。
特に炎天下で活動し、水分摂取・塩分摂取を行っているが体温上昇で体調を崩す場合や、屋内にいるから大丈夫とおもっている場合に、気分不快や嘔気・頭痛・倦怠感などをおこし、来院される方もいらっしゃいます。

熱中症の症状として注意が必要なのは…

・ずきんずきんとした頭痛
・めまいや吐き気
・応答がおかしい、呼びかけに反応がないなどの意識障害
・高い体温
・熱い、赤い、乾いた皮膚

 

重症度分類としては、以下の表が参考になります。

www.env.go.jp_chemi_heat_stroke_manual_2-1.pdf
(環境省 熱中症保健マニュアルより)

 

私自身は夏終盤の気温の上下に体がついていっていませんが、十分な準備と対処で、のこりの夏を乗り切りましょう!

参考サイト:
かくれ脱水 http://www.kakuredassui.jp/
環境省 熱中症保健マニュアル http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual.html
(外来担当 富塚太郎)