ナースケアステーション」カテゴリーアーカイブ

特別セミナー「認知症在宅生活支援の新しいカタチ」を開催しました。

2017/12/18 今夜は「認知症在宅生活支援の新しいカタチ」と題して、世田谷区で行ってきた初期集中支援の実際についてのセミナーを開催しました。この5年間、120ケースから見えてきた具体的なアセスメントや支援について、チーム員として関わってきた精神科医の新川祐利、作業療法士の村島久美子、訪問看護師の片山智栄の3人がそれぞれの職種の立場からお話ししました。

2018年度から全国の市町村で実施される認知症初期集中支援事業は、チーム員のみならず、病院専門医やかかりつけ医、ケアマネ、地域包括支援センターなど地域の医療やケアに関わるすべての職種がその意義と役割を理解して、連携や協働していくことが必要です。

今回は、認知症認定看護師やすでにチーム員として活動されているもしくはこれから予定されている方々がたくさんご参加頂きました。Q&Aでは、かかりつけ医との情報共有はどのように行っているか、支援後のモニタリングはどうしているかなど、かなり具体的な質問がありました。

こうして認知症の生活支援についての経験を共有することで、ケアの質を高めるスピードを上げていくことは、日本全国で始まるこの事業の大きな力になることを感じました。

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新しいカタチ


認知症カフェ「せたカフェ」で作業療法士 村島久美子がお話しました。

2017/11/12 世田谷区で多くの認知症カフェが開催されていますが、その中の「せたカフェ」に当院の作業療法士 村島久美子が「初期集中支援チームとは?」というテーマでお話させてもらいました。全国に広がりつつある初期集中支援チームですが、地元世田谷区ならではの動きや仕組み、チーム員としての苦悩などお話しさせていただきました。

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イアン・フィルプ先生の特別講演会のお知らせ

英国スターリング大学グローバル・エイジング分野教授であるイアン・フィルプ先生の来日の機会に、講演会をして頂けることが急遽決まりました。
イアン教授は、英国の高齢者医療の分野で活躍されていた医師で、NHSの高齢者ケアの医療者の最高責任者であり、2000年から2008年まで高齢者のための国家レベルのサービスフレームワークを開発にあたられました。この枠組みは健康と社会的ケアのための品質基準を設定しており、主な目的は、高齢者の尊厳を軸として、不必要な病院入院の防止、早期退院支援、専門家のケアによる長期的な病気を軽減により、高齢者のための健康的なライフスタイルと自立を促進することです。
またEasyCare Academyという組織(https://www.easycareacademy.com)の創業者として、高齢者ケアのアセスメントツール(Respond 4.0)と高齢者のニーズと希望に関する世界的なデータベース(Inform 2.0)の作成にもリーダー的な役割を担っておられます。

日時 11月7日火曜 18:30-
場所 世田谷区用賀2-15-5 朝日生命ビル2階
(桜新町アーバンクリニック在宅医療部)


関東中央病院との合同連携研修会を開催しました。

2017/10/12 関東中央病院との合同連携研修会を開催しました。当院の五味一英医師と松原アーバンクリニックの梅田院長から、在宅移行となったがんの患者さんのその後の経過についてプレゼンテーションし、関わった病院主治医や訪問看護師とともに経過を振り返りました。双方でより理解を深めて、よりよい連携を目指していきたいと思います。

関中1

関中2


世田谷記念病院と地域連携の合同勉強会を実施しました。

2017/10/11 世田谷記念病院の先生方7名を含む病院スタッフの皆さんとともに、地域連携の合同勉強会を実施しました。世田谷記念病院は回復期や療養型病床で、在宅移行過程やレスパイトなど地域の様々な入院ニーズに応えてくださる小回りのきく200床の病院で、当院もよく連携させていただいています。
在宅移行、退院支援をテーマに、誤嚥性肺炎を繰り返し中心静脈栄養となった入院中の方を事例として、在宅移行できるかについてをテーブル毎にグループ・ディスカッションしました。いつも地域で同じ患者さんに関わっている病院医療と在宅医療のスタッフ同士が共に考え、互いの立場やカルチャーを感じる機会が得られ、互いの性格や気持ちの分かる連携を目指していきたいと思います。

記念病院1

記念病院2


桜新町ねぶた祭りに參加してきました

2017/09/9 桜新町は当院の外来の所在地であり、在宅医療部でも関わりの深い町です。
そんな地域のお祭りにクリニックのスタッフと参加してきました。

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桜新町でなぜねぶた?サザエさん?と言いますと、1996年に商店街のホームページを全国に先駆けて開設し、それを青森県の浪岡商工会の青年部が視察され、それ以降交流があったそうです。商店街の創立50周年の2004年を記念に始まり、今年で14回目の開催でした。今では3万人を超える見物客で賑わうお祭りになっています。

なぜサザエさんかと言いますと、サザエさんの著者の長谷川町子さんが生前住んでいた町であり、サザエさん縁の町なのです。
桜新町の駅前から長谷川町子美術館までの通りは「サザエさん通り」と名付けられており、お祭りのメインストリートにもなっていました。

桜新町ねぶた祭りでは、青森からの通常のねぶたと、サザエさんねぶたが登場し、サザエさんねぶたは、毎年昔話をモチーフにした絵が画ががれており、今年はこれでした。

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今年は那須与一ですね。
私たちもレンタルした浴衣を着て、ハネトになりきりました。

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いざ出陣!

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「ラッセラー」の掛け声で会場は熱気に溢れていました。
来年もみんなで参加したいと思います。

(看護師:赤崎真理)


『臨床 作業療法』に当院の作業療法士 村島久美子が取り上げられました。

2017年/08/02 掲載されたのは、注目のOTにインタビューする人気連載、「烈闘作業療法」です。インタビュー動画もあります。


(以下、紹介記事より)
2018年までに、すべての市町村への設置が目標とされている認知症初期集中支援チーム。その普及と啓発をされている村島久美子さんを取材しました!
「在籍している自治体から『OTに認知症初期集中支援チームに加わってほしい』と言われたら、可能な範囲で参加してもらいたい」という村島さん。
今回の取材では、認知症初期集中支援チームでの取り組みについてや、回復期病院に勤めていた頃の経験が現在、在宅でどう活かされているかなど、支援チーム参加のヒントになるお話をたくさんいただきました。
☆立ち読み・目次はこちらから☆
http://www1.tcn-catv.ne.jp/seikaisha/ot_backnumber.html


看多機管理者の片山看護師のインタビュー記事を紹介します

当院の看多機で使わせてもらっている特殊浴槽メトスさんによる、看多機管理者の片山看護師へのインタビュー記事です。看多機や在宅医療・ケアにかける思いをうまく引き出して下さっています。

よろしければご覧ください
ナースケア・リビング世田谷中町 編|VOICE with 個粋コンチェルト|METOS

個粋コンチェルトはこちら

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日本在宅医学会大会で6演題発表しました

2017/6/17-18 第19回日本在宅医学会大会が名古屋市の名古屋国際会議場で開催されました。
当院スタッフ皆で参加し、学びの多い2日間でした。
当院からも5例のポスター発表と、「食の視点からみた多職種連携」のシンポジウムに当院の遠矢院長と、当院の連携先の日本調剤の名越薬剤師がシンポジストとして登壇いたしました。在宅で患者様を支えるために必要な”栄養”そして、少しでも”食”での楽しみをもってもらいたいという思いと、近くのスーパーで買えるもので家族やヘルパーが調理しやすいように考えられたメニューなど、それぞれの立場から関わっていく、まさに”連携”であり、患者様やご家族を中心とした取り組みだと感じました。

当院の発表者と発表内容は以下の通りです。
どの発表会場の多くの質問があり、当院での取り組みへの関心の高さも感じられました。

発表 氏名/職種 発表演題
シンポジウム 遠矢 医師  在宅サポートチームを含めた在宅医療における多職種連携と情報共有
ポスター 篠田 医師  呼吸器疾患を在宅で診る際に病院医と在宅医が知るべきこと
ポスター 片山 看護師  訪問看護から働きかける看看連携の実際
~病院と地域双方からの事例検討による看護師間の共通認識つくり~
ポスター 五島・宍戸 看護師  在宅医療における抗がん剤の曝露対策の実態調査
ポスター 大場 介護支援専門員  介護支援専門員からみた多職種連携の取り組み
~退院支援を通して、質を高めるための実践報告~
ポスター 村島 作業療法士  都市部における認知症初期集中支援チームの在り方と
作業療法士の関与

●在宅サポートチームを含めた在宅医療における多職種連携と情報共有 遠矢院長

●呼吸器疾患を在宅で診る際に病院医と在宅医が知るべきこと 篠田医師
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●在宅医療における抗がん剤の曝露対策の実態調査 五島、宍戸看護師
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●都市部における認知症初期集中支援チームの在り方と作業療法士の関与 村島作業療法士
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●訪問看護から働きかける看看連携の実際
~病院と地域双方からの事例検討による看護師間の共通認識つくり~ 片山看護師

●介護支援専門員からみた多職種連携の取り組み
~退院支援を通して、質を高めるための実践報告~ 大場介護支援専門員

そして、学会のお楽しみはその土地の美味しい物が食べられることではないでしょうか。
皆で美味しい名古屋めしを頂いてきました。
(看護師 赤崎真理)

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