2017/04/25 本日は私たちの看多機が入っている東急不動産の「世田谷中町プロジェクト」についてプレス発表会が行われました。30社以上のメディアの方にご参加いただきました。
世田谷中町プロジェクト 公式サイトはこちら
今回の世田谷区中町の住宅地における約一万坪の大規模再開発「グランクレール世田谷中町」には、住まい、生活支援、介護、看護、医療といった地域包括ケアに必要とされる要素がすべて盛り込まれており、社会性の維持や多世代の交流も含めて「暮らし続けられる街づくり」がメインコンセプトとなっています。
その中のシニア住宅の設計や内装は、昨年、当院が視察に伺った英国スターリング大学の認知症サービス開発センター(DSDC)によるデザインの工夫や手法が取り入れられています。DSDCのデザインは、長年の多くの研究とエビデンスに基づいたもので、認知障害を持つ方でもストレスが少なく自立した生活が続けられるように、その配慮は建築の間取りや床や壁の色から照明の明るさや色合い、サイネージや手すりのわかりやすさなどの細部にまで及んでいます。
まず、東急不動産の小室本部長、続いてDSDCとの窓口であり、私たちの看多機開設の支援をしていただいた株式会社メディヴァの大石社長、DSDCの主任建築士であるレスリー・パーマー氏からの当プロジェクトの説明が行われました。
昨日DSDCによる実地検査があり、設計段階からご指導頂いていた私たちのリビングも無事にDSDC認証を得られることになりました。
5月1日の開業に向けてハード面は完成しましたので、ますます士気も高まるスタッフとともに、「この地域で暮らし続けることをささえる」ための場として、ソフト面の充実もしっかりカタチにしていきます。
(院長 遠矢純一郎)