ナースケアステーション

これから桜新町アーバンクリニックで開始する「認知症の取り組み」について上野秀樹医師がお話しました

こんにちは、桜新町アーバンクリニックの事務の北山です。

認知症の方が、精神病院等に入院することなく住み慣れた地域で住み続けられるように、当院では新たな2つの取り組みを開始します。上野医師がその概要をお話しました(15分)ので、ご興味のある方は下記URLより是非ご視聴ください。

厚生労働省は6月18日に「今後の認知症施策の方向性について」という、今後の方針を発表しました。その中で、認知症の方が地域で住み続けられるように、2つの施策を提案しています。それが今回、当院で取り組みます「初期集中支援チーム」と「身近型認知症疾患医療センター」です。

ご家族やお知り合いが認知症でお困りの場合は、お気軽にご相談ください。
相談窓口:03-5716-5220

1.初期集中支援チームの取り組み
「認知症かな…」、「うつ病とか精神疾患かも…」、「最近よくもの忘れがある…」等の兆候が伺えたら支援の対象となります。

2.認知症往診・外来の取り組み(身近型認知症疾患医療センター)
認知症の症状がある程度悪化している場合に対象となります。
・認知症と診断され、薬を服薬しているものの本人が病院へ行きたがらない。
・家族や介護者ではケアしきれない。
・暴力や夜間せん妄などの症状で対応が困難。
・既に寝たきりの状態で病院受診が不可能。
・認知症が悪化して転倒しやすくなった。
・万引きやひとの物をとるといったことがある。
・ものとられ妄想や貧困妄想がある。
・異食や介護拒否が強く清潔保持や安全な生活ができない。等

標準的な認知症ケアパスの概念図は以下の通りです。

厚生労働省によると、2008年に認知症で精神科病院に入院した人は5万2千人で、1996年の2万8千人の約2倍に増えています。

認知症による妄想や徘徊などが悪化すると、ケアが家族や施設の手に負えなくなり、精神科病院に入院させるケースが大半を占めています。

しかし、長い入院は本人の生活能力が低下するなどのデメリットがあり、また認知症の方本人の意思を尊重し在宅中心のケアに変えていくためにも、認知症に対する地域全体の理解や行政の支援が必要不可欠です。

認知症の方本位のケアがより一層促進されることを願って止みません。

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講師 上野秀樹医師
医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック在宅医療部非常勤医師
社会福祉法人ロザリオの聖母会 海上寮療養所
東京大学医学部を卒業。平成16年 東京都立松沢病院の認知症精神科専門病棟を担当。
現在は千葉県旭市にある精神科病院『海上寮療養所』で認知症高齢者の訪問診療を行いつつも、世田谷区を中心とした地域で認知症の方の外来・訪問診療を行っている。

詳しくはファミリードクター紹介のページをご覧ください。


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