月別アーカイブ: 2018年11月

3回目の遺族会(こかげカフェ)を開催しました。

2018/11/23 3回目の遺族会(こかげカフェ)を開催しました。

様々な活動を通して、「当事者でなければ理解出来ない気持ちがある」ということに気づき、今回の遺族会は「ご家族を看取られた男性の方」に限定して声をかけさせて頂き、奥様を看取られた5名の方に参加して頂きました。
看取られてからの期間は数年~数ヶ月と差はありましたが、それぞれ、この期間をどのように過ごしてきたかをお話して頂きました。

その中で印象に残った言葉は、「寂しいと感じたことはないが虚しさや切なさを感じる」と仰っていた方がいらっしゃいました。
今までは何気ないことも会話になっていたが、それが出来なくなったことや、旅行のツアーに申し込みをしようと思っても、2名~と書いてあるので申し込みさえ出来なくなってしまった。など、今までの日常がなくなってしまったことに虚しさを感じてしまうとお話されていました。
他には、落ち込んでいたが、そんなことは誰も望んでいないと思い、無理やり予定を入れるようにしていたら、本当に忙しくなってしまった。とお話される方もいらっしゃいました。
参加された方同士で、「遺品の整理が進まないがどうしたらいいのか」という質問に、「心の整理ができる時期がくるまで何もしなくて大丈夫」といった、当事者の方だからこそできるアドバイスもありました。

今回は男性の方に集まって頂いたので、「どこにスーパーがあるのか分からない」や、「パジャマがどこに売っているか分からない」「スーパーに行っても、どの食材を選べばいいか分からないので、スーパーにコンシェルジュのように何でも相談できる人がいればいいのに」など、今まで家事などやったことのない男性だからこその悩みもあるようでした。
ご近所の方との繋がりや、趣味などを通して生じるコミュニティなどでそれらの問題が解決できることもあることを知り、人との繋がりの大切さを改めて感じました。

大切な方を亡くされた悲しみは決して癒えることはないと思います。ですが、この’こかげカフェ’が、少しでもその気持ちを分かち合え、安らげる場になり、私たちもその気持に寄り添える存在で在り続けたいと思います。
(看護師 赤崎真理)

image1


創業10年「これからのこと」を話し合うワークショップを行いました。

2018/11/17 【在宅医療部をアップデートせよ!】

在宅医療部スタッフで、今までの歴史や各々が感じていることを共有し、「これからのこと」を話し合うワークショップを行いました。

創業10年。この企画には、「患者数もスタッフ数も増え、組織が大きくなるにつれて、個人の仕事や気持ちが見えづらくなってきている今だからこそ、これからの組織のあり方について議論する場をつくりたかった」との、院長らの思いがあったようでした。

ひとりひとりにとって、少しでもよい組織のかたちに進化すること。そして、うまれ変わりつづけるチームのかたちが、患者さん方の人生に寄り添った医療を提供し、暮らしを支えつづけることにつながっていく。我々にはそれを実現する力があるぞ、と皆が実感できたワークショップだったように感じています。

読んでくださったみなさま、今後ともどうぞよろしくお願いします。
それでは、在宅医療部アップデートのご報告でした!

Facilitator:株式会社テルメイク 大曽根衛さん(^^)

46334302_518905315257212_6284271614930452480_o

46492135_518916391922771_4256266599826194432_o

46346182_518916461922764_4351548808610447360_n

46503666_518916501922760_2446086237027565568_o