月別アーカイブ: 2015年10月

在宅医療・看護に関する服薬管理についてのセミナーを行いました

10月23日に当院で新川医師・薬剤師の大須賀による『どうすればうまくいく?在宅での服薬管理のいろいろ』セミナーを開催いたしました。
多くの方に参加いただき、職種としては、薬剤師・看護師・ケアマネージャー・歯科医師・歯科衛生士・理学療法士など多様でした。

ポリファーマシーセミナー写真

セミナーでは、ポリファーマシーの現状と問題点について、解説があり、その後実際の症例を使い、グループに別れてディスカッションをしました。多様な職種からなるグループから様々な意見が出て、それを発表することで、お互いの気づきにつながったようです。真剣で、楽しそうにディスカッションしている様子が印象的でした。

ポリファーマシーセミナー写真②
ポリファーマシーセミナー写真③
ポリファーマシーセミナー写真④

最後記入していただいたアンケートでは、情報共有の難しさについて触れている方が多かったです。このようなセミナーだからこそ出た気づきと意見であり、普段の業務を違った観点からみるいい機会になったのであれば幸いです。

これからも、地域の皆さまに貢献できるセミナーを開催していきたいと考えています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


フランスの家庭医の研修を受け入れました

10月19日(月)から10月30日(金)の間、桜新町アーバンクリニック在宅医療部では、フランスのリヨンの家庭医であるソフィー・サン医師の研修の受け入れをしています。

今回のソフィーさんの桜新町アーバンクリニックでの研修は、世界家庭医療学会(WONCA)の若手家庭医の交換留学プログラムであるFM360(Family Medicine 360 Exchange Program)の一環として行っています。このプログラムは「世界的に交換留学を促進しよう」という考えのもとに、いままではヨーロッパを中心に取り組まれていたのですが、今回は初めてのアジアでの受け入れということになりました。4週間の日本での研修になるのですが、前半の2週間を東京の桜新町アーバンクリニックを中心に、また後半の2週間を九州の頴田病院を中心に研修プログラムが提供されます。

東京での研修プログラムでは、様々な医療機関のご協力をいただき、下記の表にありますように、幅広い医療現場での研修となります。桜新町アーバンクリニックでの在宅医療を中心に、用賀アーバンクリニックでの診療所外来、桜新町デイサービスでの機能強化に特化した通所デイサービス、イーク丸の内での女性専用の健診クリニックの研修に加えて、松村医院、東京医療センター、成育医療センター、王子生協病院で外来や緩和医療の現場も経験する機会を得ることができるようなものになりました。

また週末には、本人の希望を聞いて、24日の土曜日には鎌倉の寺社巡りや、25日の日曜日には浅草散策が予定されており、たくさんの人々との交流と日本の文化の触れ合いの機会も設けようと考えています。

今回の研修プログラムでご協力いただける皆様、本当にありがとうございます。心に残る研修になるようにしていきたいものです。

 

【表】ソフィー医師の研修プログラム in Tokyo

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森橋看護師が執筆協力した書籍が発売されました

訪問看護お悩み相談室~平成27年度改定版~
公益財団法人日本訪問看護財団

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中央法規出版から「訪問看護お悩み相談室」の平成27年度改訂版が出版されました。制度から実践まで、訪問看護のあらゆる疑問に答えた内容で、診療報酬・介護報酬の改定を受けてバージョンアップしています。その中で、森橋看護師が「第10章高齢者虐待」の一部を執筆させていただいています。ご興味のある方は、ぜひご覧になってください。