外来

認知症初期集中支援について、この6年間の実践報告会を開催しました。

2019/02/22 今夜は2012年から当院が取り組んでいる認知症初期集中支援について、この6年間の実践報告会を開催しました。首都圏におられる認知症看護認定看護師や初期集中支援に取り組んでおられる方々など、約50名が集われました。
認知症初期集中支援は、今年度(2018年度)から全国の自治体での実施が義務付けられた新オレンジプランに基づく国の新しい認知症施策。認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けられるために、認知症の人やその家族に早期に関わる「認知症初期集中支援チーム」を配置し、早期診断・ 早期対応に向けた支援体制を構築することを目的としています。
事前にこの事業のための講習会などはあるものの、「どんなケースを対象にすれば良いのか?」「どうやって対象者を把握しているのか?」「かかりつけ医や専門医との連携はどうすれば?」など、各自治体での模索が始まっています。今回の報告会でも、その実務者(チーム員)の方々が多く集われ、実際的な質問が多く寄せられました。
全国一斉に同じ課題に取り組んでいるにもかかわらず、他のチームがどのような活動をしているのかなど横のつながりがほとんど無いのが残念です。今後のスピード感を上げるためにも、まずは今回集われた方々を中心にSNSなどでつながり、情報やノウハウの交換できるプラットフォームを立ち上げることも検討していきます。

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