在宅医療部

看護小規模多機能型施設の視察に島根県浜田市へ行ってきました。

2016/4/20 看護小規模多機能型施設(看多機;「カンタキ」と呼ぶ)の視察に島根県浜田市へ行ってきました。
看多機は、通い、泊まり、訪問の三役をすべて提供する、しかも看護師が居ることで医療にも対応するという、まさに地域包括ケアを具現化したようなサービスです。ケアマネ機能も含めてトータルなケアマネジメントと提供をおこなうという意味ではビュートゾルフ的だが、通いや泊まりまで同じスタッフで包括提供されるからサービスレベルはずっと高いのが特徴です。
利用者にとっても、複数の事業所との契約が不要となり、窓口が一本化され、常に馴染みの職員が関わる安心感は計り知れません。急な泊まりの必要や24時間緊急的訪問にも対応できるので、一度これを利用すると、もはや普通のデイサービスには戻れないでしょう。もちろんこれほど利用者の都合に合わせたサービスを運営するには、かなり複雑なオペレーションとケアスタッフの医学的教育も必要となります。
あくまで在宅生活を支えるためのもの。現在全国に250カ所くらいあるそうですが、これが日本中に広がると、がん緩和ホスピスや認知症の精神科入院も減らせるだろうし、有床診療所作るよりずっと良いでしょう。看護のパワーをフルに発揮できる地域ケアの究極のカタチと感じました。
なかなか実情の見えない看多機、大変学びの多い視察になりました。そしていよいよ1年後に、当院の訪看「ナースケアステーション」による世田谷区初の看多機が誕生します!

(院長 遠矢純一郎)

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