在宅医療部」カテゴリーアーカイブ

世田谷区の認知症カフェにて、ACPのお話をさせて頂きました

2021/1/10 世田谷区の認知症カフェにて、ACPのお話をさせて頂きました。ACPのことを考えるには、まだまだはびこる医療万能説的な幻想をくつがえして、老いてからの医療とのつきあい方をお伝えするところから入らなければならず、限られた時間では難しいことをいつも感じます。取りあえずスタート地点へのご案内ができれば、あとは家族やかかりつけ医などと徐々に深めていけるといいなと思いつつ。
今回も岩瀬さん率いるきままカフェで、地域の方々(中にはうちの在宅医療の患者さんのご家族も数名参加)といろいろディスカッションできたことがありがたかったです。

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本年もどうぞよろしくお願いいたします

2021/1/1 あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2021年の年賀状は、患者さんに手モデルをお願いしました。
挨拶文は院長の遠矢より。
しめ縄は訪看管理者の五島の手作りです(^^)

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特別な柚子でのつながり

2020/12/30 年末最後の往診の際に、在宅患者さん宅の庭で採れた柚子をたくさん頂いた。少し前にたわわに実ったその木を眺めながら「あれはいいジャムができそうだなあ」という僕の呟きを覚えていてくださったのだ。もぎたてで香りの良い柚子だったので、休みに入って早速ジャム作り。
ひとつ5cmくらいの小ぶりな柚子なので、その分処理が多くて、思ったよりも手間がかかったが、絞るとその大きさからは想像できないくらい果汁が溢れてくる。千切りにした皮を苦味を取るために何度かゆでこぼし、果汁と種、グラニュー糖と蜂蜜を入れて煮込むと、種から出るペクチンで徐々にとろみが付いてくる。15分くらいで火を止めて完成。早速炭酸水で割ってみたら、とても爽やかで美味しい柚子マーマレードになっていた。きっとこの柚子が特別なのだろう。
このご家族とはもう5年以上のお付き合いになる。最初は60代のご主人の在宅がん緩和ケアで伺うようになり、ご自宅でお看取りとなった後、同居の90代のお父様への在宅医療をお願いされた。そのお父様もこの一年でめっきり老衰が進み、日中も寝て過ごすことが増えてきた。ジャムがたくさんできたので、年明けの往診の際にお礼に持っていこう。やがて医療での関わりが無くなっても、この特別な柚子でのつながりを続けていきたいな。

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新型コロナ、家庭での注意・8つのポイント

2020/12/25 4月から当院で配布している冊子、《新型コロナウイルス感染が疑われる場合、ご家庭でご注意いただきたいこと・8つのポイント》を一部更新しました。(東京発熱相談センターの電話番号が追記されています)
いくつかのクリニックさんからも使用許可の連絡をいただき、ありがとうございます。どうぞ、ご自由にお使いください。

ダウンロードはこちらから。(A3両面印刷で冊子になります)
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【御礼】WEBセミナー:第一波 地域で何が起きていたか?振り返りと今後に必要な地域の備え

2020/07/29 当院主催・WEBセミナーをYoutubeLiveで配信いたしました。

【WEBセミナー】COVID-19 @世田谷 第一波 地域で何が起きていたか?
振り返りと今後に必要な地域の備え
《セミナー内容》
1. 第一波 地域で何が起きていたか?(20分)
① 医療法人社団創福会 ふくろうクリニック等々力
理事長・院長 山口 潔 医師
② 深沢あんしんすこやセンター
管理者 石井 貴志 氏
③ ㈱さくらケア さくらケア駒沢
ケアマネジャー 日野 淳子 氏

2. 今後必要な地域の備え(座談会形式)(40分)
座長 遠矢純一郎 当院院長

今回も200名以上の方々にご視聴いただきました。誠にありがとうございました。
今後も地域や現場に即したを内容のWEBセミナーを開催して参りますので、もし情報をご希望の方はアンケート最後の質問でメールアドレスをご登録いただくか当院のFacebookのフォローをお願い致します。
https://www.facebook.com/sakuraurban/

医療・介護の現場では今後も手探りが続いていくと思われますが、地域での連携を強化しながら地域全体でよりよい体制を築いていきたいと思っています。引き続き宜しくお願いします。

桜新町アーバンクリニック 一同

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今回のWEBセミナーアンケート結果(2020/08/05時点)

図1

図2

 

  • 実際の現場でどの様なことが起きてどの様な対応をされているか、どんなことが問題として挙がっているか知ることができました。ありがとうございました。
  • それぞれの立場での、現場のお話、体験等をうかがうことが出来て、参考になった。実際に陽性者が出た際のシュミレーションやアドバイスがもっと欲しかった。
  • 報道で出てくる話しだけでなく、現場の苦悩を聴くことが出来ました。
  • もう少し具体的な対策について、議論して欲しかった。国や都が指針を出さないので、仕方ない面がありますが、どこに聞いても事業所の自助努力に任され右往左往する姿が目立ちました。
  • 『幸い陽性者が出なくて』で終わらせるのではなく、どこまで防護すべきか、発熱者にどのように対応すべきかなど、深掘りして話し合って欲しかった。 最後の世田谷区への提言の活動はとても参考になりました。 有難うございました。
  • コロナ流行が始まり、現場が混乱している中、有用な情報が少ないため、現場のリアルな状況を聞けて参考になった。他の職種でも問題も理解できて参考になった。
  • それぞれの方の実情がわかり、自分達の地域と共通する課題が参考になった
  • 介護事業所の職員に感染者が出るとおそらく2週間は閉鎖ということになります。他の事業所での代替えもなかなか難しくすぐにも介護崩壊になりそうです。
  • 主に東京、世田谷限定の話かな?と思った部分もあったのですが、いつどうなるか分からない危機感満載の昨今で、いろんな場面を想定しながら備えるための参考にさせていただくために、かなり有意義な時間となりました。 ありがとうございました。
  • クリニック、包括、居宅介護支援事業所のこれまでの経緯から対応など、リアルなお話が聞けて大変参考になりました。ありがとうございました。
  • ガイドラインのない状態で事業所独自の対応をとらざるをえない現状の困難さを感じた。
  • 実際にコロナ疑いにより、事業所よりサービス提供を断られたケースについて、具体的な対応のエピソードが聞けたら良かったです。ここへ来て介護従事者の罹患が増加し、事業所の休業に直面し利用者家族の介護力に頼らざるを得ない状況が続いています。
  • 感染拡大が進んでいますが、比較的穏やかな内容でかえって安心しました。
  • 仕事後お疲れのなか、ありがとうございました。感染者の方が増えてくるにともない、不安増もしますが、セミナー受けて、いずもかなと、感じました。
  • ワクチン・治療薬がない今、無症状期にも高い感染力があるCOVID19の性質を踏まえると、PCR検査が頻回に受けられる状況が作り出されなければ、結局何をどうしたら「絶対大丈夫」というのがないと思います。どうしたらよいのかわからないという困惑を抱えながら個々の現場で対応していく形に今後もなるのかと思いますが、今回のような場があって、現状を共有し合えることで、そうしたストレス状態がいくらか癒された思いでした。
  • 地元の医療現場の状況を知ることが出来ました。 が、医療介護ともに、家族の不安を解消できるような安心材料を専門職が持っていないとも感じました。 それほど、まだまだわからないコロナ対応だと感じます。 最近、高齢者の感染が増えてきているだけに、早々にガイドラインなり検査なりの具体的な話が出てきてくれることを望みます。
  • 気になっていた世田谷の状況がわかりました。
  • どの職種も悩みながらも、今できることを模索して働いているということを共有したことで、気持ちが少し楽になりました。物理的な距離をとることで孤独な気持ちになりがちだからこそ、こうした気持ちの共有の場が大事だと思いました。
  • 他の事業所で実際にどのような感染予防策を講じているのか、また感染疑いの事例についてどのように対応されたのか、具体的なお話を伺いたく存じました(弊社ではフローチャートを作成し、発熱等の状況に応じたPPEの選択・装着を行い、訪問しております)。
  • 第1波において、解決できたまたは目途が立ちつつあるものもある中で、要介護者、家族に感染疑いが発生した時の体制構築への課題、物品類の調達、地域における情報共有のありかたなど、今後解決すべき課題がいくつも残っていることが理解できました。
  • コロナの状況下の中、色々な対策を取られていたのがわかり今後に備えたいと思います。
  • 医師たちのコロナ対応が「地元住民」の視点になってきた感じがしました。また、スピード感も強く感じました。
  • 緊急事態宣言を受け自身は右往左往していましたが、各職種がどのように対応してきたのかが見えて参考になりました。今後、検査体制においては「世田谷モデル」なるものを構築していく動きになっていますが、これも医師会をはじめ地域の働きによるものと思っています。福祉事業者専用相談窓口の設置など、区へいろいろ提言していることも知ることができてタメになりました。また、情報が多すぎて・・・と言う山口先生の話を聞き「あ・・・医師も悩んでいるんだ」と思いました。このコロナの状況に対し福祉事業者やケアマネに対し、医師が何を望んでいるかも知りたいです。
  • 地域で事業者として実践されていらっしゃる今を短時間で共有できることに、オンラインの特性を活かした情報連携のメリットを感じました。私は紙おむつメーカーの営業企画をしておりますが、介護サービスを受けていらっしゃる方にとって、医療・介護の事業継続の面で、誰の何に誰とどうやって寄り添うことができるかのヒントをいただきました。皆さんのお困りごとに寄り添っていけますよう今後もどうぞよろしくお願いします。

【御礼】WEBセミナー:Withコロナ時代に求められる地域包括ケア ~これからの新しい日常を考える~

2020/06/15 当院主催・WEBセミナーをYoutubeLiveで配信いたしました。

Withコロナ時代に求められる地域包括ケア ~これからの新しい日常を考える~
《セミナー内容》
1. 第一波の振り返りと第二波への備え
遠矢純一郎 当院院長
2. 新型コロナ疾患の説明、地域での感染対策
勝又 聡彦 当院医師
3. 第一波での在宅医療事例、心構えと付き合い方
五味 一英 当院医師
4. 質疑

当日は約100名の方にライブ視聴していただき、翌日以降に録画は約300回閲覧いただいています。
もしご視聴ご希望の方は、下記の申込みフォームに氏名・勤務先・連絡先をご登録いただければ、セミナー録画をご視聴いただけるURLをご紹介いたしますのでお申し込みください。またご視聴後のアンケートにもご協力頂ますようお願い致します。
▶視聴お申込みはこちら

今後、地域や現場に即したを内容のWEBセミナーを開催して参りますので、もし情報をご希望の方はアンケート最後の質問でメールアドレスをご登録いただくか当院のFacebookのフォローをお願い致します。
https://www.facebook.com/sakuraurban/

医療・介護の現場では今後も手探りが続いていくと思われますが、地域での連携を強化しながら地域全体でよりよい体制を築いていきたいと思っています。引き続き宜しくお願いします。

桜新町アーバンクリニック 一同

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今回のWEBセミナーアンケート結果(2020/06/23時点)

アンケート結果

 

  • 今後の不安に対する備えなど、今しないといけないことがわかり参考になりました。みんなで共有することで、わかることもたくさんあります。地域により高齢化率も違うので、地域での課題、備えが出来たら良いなと感じました。ありがとうございます。
  • 医療者側の訪問診療対応の変化と注意点、独居高齢者の心理的ストレスの理解が深まりました。
  • 個人的には参考にしたいと思ったが、会社の意向やリソースの問題、地域の意識に左右されてしまうので色々難しいと思った
  • 産業保健の視点で拝見しておりました。職員の皆さんが働き方を事業所として、どのような配慮や工夫があるのだろうかと興味を持ちました。きっと職員の皆さんの高い志があり、それを共有できる風土ができているのではないかと感じました。これからも発信してください。応援しております!
  • 医療者側の訪問診療対応の変化と注意点、独居高齢者の心理的ストレスの理解が深まりました。
  • COVID19感染拡大の中での在宅医療機関の状況がよくわかり大変勉強になりました。
  • 現時点での対策に加えて、第二波に向けてクリニックさんがどのような準備に取り組まれているのか、とても勉強になりました。製薬会社の立場としても、今回をきっかけに情報提供のあり方も変わっていくように思われます。どのようにお役に立てるのか、第二波に向けて更に熟考していきたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
  • 実社会を見る現場のスタッフからの意見が、とても参考になりました。
  • 3人の先生から違う立場で解説や事例を発表して頂き、とても分かりやすかったです。
  • 老人ホームで常勤看護師をしています。貴重な勉強会に参加させていただき、ありがとうございました。体表接触があるかないかで、リスクが上がることが、意外と盲点でした。感染経路に接触感染があることは分かっていますが、ガウンが少ないこの時代に、体位交換をするスタッフにも再度周知し、手作りガウン(ゴミ袋)の改良が必要だなと思いました。第1波、第2波との境にある今が、再度意識を高めるチャンスだなと感じました。
  • 遠矢先生をはじめ、現場にいる先生たちからは、熱を感じました。以下に効いた・響いたキーワードを記します。「感染者情報を地域で共有する」「変わらないこと‥住み慣れた家で家族と共に穏やかに過ごしたい」「入院未満(看多機)の選択」「コロナ対応斑」
  • 地域の情報共有プラットフォームが欲しいと思いました
  • 今のクリニックでの取り組みがとても参考になりました。またこれから地域で情報共有していく大切さも伝わりました。
  • 現場の生のレポート実感しました ビッグデータやマスの NEWSはTVで飽和状態ですので
  • 第2波に備えてすぐに役立つ内容で、わかりやすかったですし集中して聞けました。ありがとうございました。
  • 丁寧にご説明頂きありがとうございました。資料など、非常に参考になるものも御座いましたので、PDF等でダウンロード可能な形にして頂ければ幸いです。4月初旬くらいに伺えていれば、更に役立った内容と思いました。
  • 医療職の負担が大きすぎる。
  • 概論、具体策、日常の工夫してる点などわかりやすい表現でまとめられておりました。
  • COVID-19」いろいろなウイルスににより私たちの生活の変化が急に起こりました。オンラインのセミナーは移動中や自宅にいても、視聴しやすいので私にはありがたいです。これからも遠矢先生のお話を楽しみしています。
  • コロナがもたらす影響を知って良かった。パンデミック後の4つの波や、五味先生の話しはメディアからは聞けない内容で大変参考になりました。
  • 第二波に備える取り組み方を具体的にイメージする事が出来ました
  • 先生方のお話を直接うかがえて大変勉強になった。五味先生の事例と分析が興味深かった。事前アンケートにどのような質問が多かったかも含めての紹介が欲しかった。
  • 訪問時の注意点等が分かりやすく参考になった。
  • 映像とPDF資料があり、振り返り学習できるのでありがたいです。
  • 限られた時間の中で3講師の講義は内容が要約されていて理解ができました。
  • 一事業所としての具体的な感染対策と、それをどのようにアップデートしていったのかというお話、コロナ感染者に接した際の防御の状態からの暴露リスクなど、今ほしい情報を得ることができました。
  • 新型コロナウイルスに関して、とても大事な情報がコンパクトにまとまっていて、とてもよかったと思います。
  • 情報+事例+先生の考えの3つがすべてそろったすばらしいセミナーでした。
  • 今だからこそできることを考えることができたセミナーでした。ひさしぶりにセミナーに参加できて嬉しかったです。ありがとうございました。また定期的に開催してほしいです。
  • 私の地域は感染者が発生しなかったので、発生した地域の実際の状況が聞けて大変参考になりました。
  • コロナ感染対策を弊社でも話し合いを重ねてやってきています。身近の先生方の話を伺う事ができ大変参考に心強く感じました。第2・3・4波の対策 本当に感じられます。これからも連携して安心・安全にご利用者様らしく在宅で過ごせるようケアしていきたいと思います。また是非参加させて頂きたいと思いました。ありがとうございました。
  • 講義でもお話があったように、様々なコロナに関する情報の整理になり、理解しやすかった。具体的な対応方法についても、実際の仕事にいかせるものでした。チームで、地域でという意識が高まりました。
  • 薬局で在宅していますが、今後の対応が甘いと感じたので、先生の講演を参考にし対応していきたい
  • 訪問診療の先生方の考えを知ることができた
  • 実際の現場でどのような対策をしているか、どのような考え方で対応しているか、知ることができてとっても参考になりました。ありがとうございました。
  • 先生方がコロナ禍の中でかんじたことを明確に聞かせていただき参考になりました。五味先生の人生会議の4つのステップで、1と2が肝心なんだとお聞きして腑に落ちました。これまでは1.2に重きを置かず「家族で決めておきましょう」ばかり。解っていてもどうもしっくりいかなかった理由がわかりました。
  • 新型コロナウイルスについてのセミナーを初めて受講した。テレビやネット以外の情報、現場の話を聴けてよかった。
  • 地域のクリニックの生の取り組みが聞けて大変勉強になりました。沢山の情報があふれる中、整理ができました。又、自分たちの試行錯誤しながらの取り組みが間違っていないことを確認できました。ACP人生会議に向き合うタイミングに結びつけたお話は、まさにその通りと感銘を受けました。

200218 ひだまりワークショップ第二回「多職種で関わる摂食嚥下と食事 -正しい知識から問題点を発見しよう」

2月18日(火)は第二回ひだまりワークショップでした。今回は「多職種で関わる摂食嚥下と食事 -正しい知識から問題点を発見しよう」というテーマで、地域の医療介護職向けのセミナーを実施しました。

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当院の摂食嚥下障害認定看護師である青木看護師と管理栄養士3名による嚥下食についてのレクチャーでは、実際にキュウリをそのまま・スライス・きざみの3形態で食べていただき、きざみ食の問題について体感していただきました。

青木Ns

ゲストスピーカーとして、世田谷区で訪問歯科診療で活躍されている粟屋剛先生から「要介護高齢者の口腔とその歯科的対応について」をご講演頂きました。
さすがに豊富な症例提示とともに口腔ケアのピットフォールについて分かりやすく解説していただきました。

粟屋先生

食機能の低下には様々な要因があり、多面的なアセスメントから導かれる介入を丁寧に行うことで、回復できることも多いです。
今後、世田谷における事業所を超えたNSTチームを構築し、定期的な事例検討会などで地域のレベルアップを図っていけたらと考えております。

次回のひだまりワークショップは、4月16日(木)を予定しております。

★訪問栄養相談については、こちらをぜひ御覧ください!
http://sakura-urban.jp/home_medical_care/visit_nutrition_consultation.html?fbclid=IwAR3tEQPSRJMlsjmJDoE1hy8eyEiVGZ-2_Dz_46vn2to4diulpFt6kSgln7Q#020


定例合同カンファ「災害対策」

2019/12/12 東京医療センターさんとの定例合同カンファ、今回のテーマは「災害対策」でした。
病院、診療所、訪問看護ステーションなど、参加者それぞれのセッティングでの災害対策についての現状を共有し合い、互いの役割や協力しあえることについて、グループディスカッションをしました。

世田谷区は、つい先月の台風19号で多摩川流域が浸水し、停電や避難が必要となる経験をしました。川べりにある病院も浸水の被害で150名近い患者さまを転院させることになり、被災地域以外の病院もその対応に追われたそうですが、混乱する現場と、搬送を待ち受ける病院側との間でもコミュニケーションが上手く取れず、非効率さがあったといいます。その後、集まった複数の在宅医療クリニックそれぞれの防災対策や今回の浸水被害に対する対応をプレゼンし合いました。それぞれの取り組みの中に、参考になることがたくさんあり、とても収穫の多いカンファレンスとなりました。

大震災のみならず、浸水や停電など、いつでも起こりうることだけに、普段からの意識付けや情報の整理、備蓄や行動マニュアルを準備しておく必要性を改めて感じる機会となりました。わたしたちも1年前から院内の災害対策プロジェクトを立ち上げ、BCPの策定を進めています。今回の学びも取り入れて、なるべく早く完成させ、公開しようと考えています。


191211 ひだまりワークショップ第一回「多職種の視点から関わるACP」

地域の医療やケアの様々な職種が、それぞれの立場で関わり、対話を重ねることで紡いでいくACP。
様々な議論が巻き起こっていますが、その方らしい生き方、過ごし方を支えている皆さんと共に、今一度考えてみたいと企画しました。

今回のテーマは 「多職種の視点から関わるACP」みんなで考えるワークショプ でした。
チラシ

当院のスタッフもたくさん参加し、地域の連携先の皆さまと共に一年を締めくくる交流の機会となりました。
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来年以降も随時開催いたします。どうぞ、よろしくお願いいたします!