認知症初期集中支援」カテゴリーアーカイブ

平成26年度の認知症初期集中支援事業が開始しました!

当院では昨年度から認知症初期集中支援事業を国から受託し、活動してますが、今年度の認知症初期集中支援事業が開始されました。
昨年活動した主なチーム員は医師2名、看護師2名、作業療法士1名と少数でしたが、今年度は医師4名、看護師7名、作業療法士1名と増員することで充実した支援体制を整えました。

今年度の事業が開始されて約2ヶ月経ちますが、看護師1人1人が支援対象者を理解し、考え、情報共有していくことで組織の成長にも繋がっていると実感する毎日です。
支援対象者は36名とまだまだ少ないですが、これからも国の将来を担っていくという責任感を持ちつつ、日々取り組んでいきたいと思います。

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〝そのとき〞〝その場〞での タイムリーなケア 実現への第一歩!

雑誌「訪問看護と介護」に当院の片山看護師の記事が掲載されました。
当院では、現在「オレンジプラン」による認知症初期集中支援チームのモデル事業に取り組んでいます。
当院の総合診療医と認知症専門医との連携を密にもち、認知症だけに注目するのではなく、医療面・生活面を総合的に支えるプライマリ・ケアの理念を共有し行なっています。

片山看護師はオランダで広く事業展開しているBuurtzorgの視察に行き、看護師が「介護」から「看護」までのすべてを担い、そのときに必要なケアをその場で提供していることに大きな感動を覚えました。
詳細に関しては、添付PDFをご覧ください。

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認知症ケアカンファレンスを開催しました!

先日4月18日(金)に当院で認知症ケアカンファレンスを開催しました。

当院医師の新川先生、作業療法士の村島さんからの認知症に関するそれぞれの職種の視点からのセミナー後、ワークショップをおこないました。
村島さんによる作業療法士の視点からのセミナー模様と片山看護師司会のワークショップの様子を以下に掲載しますので、ぜひご覧ください。

◆2014/4/18 認知症ケアカンファレンス「脳機能と認知症」(村島久美子作業療法士)19分

◆2014/4/18 認知症ケアカンファレンス「ワークショップ」(司会:片山智栄看護師)44分

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「認知症初期集中支援チームの取り組み」について講演しました

せたがや福祉100人委員会「最後まで在宅」部会主催の公開学習会で、「認知症でも最期まで地域で暮らす」というテーマのもと、当院の作業療法士である村島さんが講演してきました。
初期支援といっても、性格や人生が人それぞれあるように、支援の内容も対象の方に合わせて少しずつ変えなければいけません。実はそこが一番難しいところ。
今年度のモデル事業(認知症初期集中支援)もまだまだ続いていきますので、より良い支援ができるよう、頑張っていきたいと思います。


認知症初期集中支援の全国的取り組み

当院では、厚生労働省から委託を受けるかたちでモデル事業として認知症初期集中支援を実施しています。厚生労働省は、9月2日、2013年度の認知症初期集中支援チーム設置促進モデル事業を行う市町村を発表しました。

認知症初期集中支援チームは、2012年9月に厚生労働省が公表した認知症施策推進5ヵ年計画「オレンジプラン」において示された施策のひとつ。看護師や作業療法士などの専門家からなるチームを地域包括支援センターなどに配置し、認知症やその疑いのある人を家庭訪問し、症状の程度の確認や必要なアドバイスを行うことで早期の診断や治療につなげ、対象者や家族を支援することを目的としてます。2012年度はモデル事業のスキーム検討を行い、2013年度と翌2014年度にモデル事業を実施。2015年度以降はモデル事業の実施状況などを検証し、全国普及のための制度化を検討することで予定されてます。

2013年度にモデル事業を行うのは、北海道苫小牧市、宮城県仙台市、山形県白鷹町、福島県福島市、群馬県前橋市、東京都世田谷区(当院)、福井県敦賀市、長野県長野市、京都府宇治市、兵庫県神戸市、岡山県新見市、山口県宇部市、熊本県荒尾市、鹿児島県南大隅町の14市町村。

認知症初期集中支援チーム設置促進モデル事業の概念図を載せますので、興味のある方は是非ご覧下さい。
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認知症初期集中支援チームの活動-担当医師と看護師に現況を聞く-

「Visionと戦略」 2013.10月号に当院の認知症初期集中支援チームの活動が取り上げられました。
当院医師の上野秀樹先生と片山智栄看護師のインタビューが掲載されてますので、是非ご覧ください。

上野秀樹医師「チームだけでは支えきれないモデル事業でケアの標準化へ」
片山智栄看護師「初期集中支援チーム員研修で見えた手探りの現況」

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「ユマニチュード」イブ・ジネスト先生による講演会を開催しました

8月24日に当院主催で「ユマニチュード」イブ・ジネスト先生による講演会を開催しました。           “ユマニチュード(Humanitude)”というフランス発祥の、認知症の人のためのケアメソッドをご存知でしょうか?認知症の人に“人”として接するために構築された「認知症ケア理論」と、実践するための150を超える「具体的な技術」は、認知症の人の周辺症状を軽減するばかりでなく、ケアする人にやりがいと感動をもたらします。今ではフランスの400を越える病院や介護施設、老人ホームで利用されており、それぞれの施設の職員が継続的に教育セッションを受け、質の向上を図っています。

今回は、来日されていたメソッド創始者のイブ・ジネスト先生によって、その理論と数多くの事例に基づいた実践的なケアの哲学と技術についてお話いただける機会をいただきましたので、急遽、東京医療センター様と共同開催という形で講演会を開催いたしました。

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◆日時  2013年 8月24日(土)
13時~15時 (映像を駆使したレクチャー)
15時~17時 (徹底質問コーナー)
◆会場  東京医療センター 大会議室                                           ◆主催  桜新町アーバンクリニック、東京医療センター

時間がない中でご案内したのですが、先駆的な取り組みで成果を上げられているジネスト先生の講演ということで、官庁、行政の担当者から、マスコミ、医療・介護従事者など、140名以上の方々にご参加いただき、講演と質疑を合わせて約5時間の熱い会となりました。

今回、ジネスト先生が来日され講演していただけたのは、ユマニチュードを日本に広めたいと考え、ユマニチュード日本支部を立ちあげられた医療センターの本田美和子先生によるものです。本田先生には講演の司会進行もお願いし、大変お世話になりました。また、医療センターの皆様、通訳の高野勢子様にも大変お世話になりました。心よりお礼申し上げます。

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本田美和子先生によるユマニチュード紹介記事
http://goo.gl/TdLo4e

フランスTV M6 ZonE ユマ二チュード特集1 冒頭
https://docs.google.com/file/d/0ByHmsqs6UuqiRWZXM1VXa0Y5MTg/edit?usp=drive_web

フランスTV M6 ZonE ユマニチュード特集2 医師のコメント
https://docs.google.com/file/d/0ByHmsqs6UuqiWWEwSVRPbjdIU1E/edit?usp=drive_web

フランスTV M6 ZonE ユマニチュード特集3 ケアの実践
https://docs.google.com/file/d/0ByHmsqs6UuqicG1Zazdsb3VMaXc/edit?usp=drive_web

ZonEマルクさんRosette long ver.m4v
https://docs.google.com/file/d/0ByHmsqs6UuqiYzV0Z1VsN1Q1MHc/edit?usp=drive_web

フランスA2ニュース特集.m4v
https://docs.google.com/file/d/0ByHmsqs6UuqiS1RmRzRQYmprV28/edit?usp=drive_web

ユマニチュード紹介記事.pdf
https://docs.google.com/file/d/0ByHmsqs6UuqiTkxWN3pUeG9xTzA/edit?usp=drive_web

東邦大学看護学部 高齢者看護学研究室ブログより
http://www.lab.toho-u.ac.jp/nurs/gerontology/blog/tjoimi0000001ohn.html

ユマニチュードがNHKでも取り上げられました
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/167909.html

当日の様子が高齢者新聞に掲載されましたので、以下をご覧下さい。

ユマニチュード