アーバン日誌

「CADD-Solis ポンプ」の勉強会

取り組みいろいろ 2024年11月7日

訪問診療や訪問看護へ向かう前の時間を使って、医師および看護師が「CADD-Solis ポンプ」の取り扱いかたを学ぶ勉強会を開催しました。

在宅医療では、主にがん患者が、「PCA(Pacient-Controlled Analgesia)ポンプ」とよばれる医療機器を使用して、ご自身で鎮痛薬を投与し疼痛を管理する方法があります。PCAは「自己調節鎮痛法」とも言われ、①医師の処方鎮痛薬を適正範囲内で正確に投与し、持続的な痛みを取り除く機能(持続投与)、②患者自身が鎮痛薬を必要と感じたときに、ご自身でボタンを押すことで一定量の薬剤が追加投与され、すみやかな鎮痛が得られる機能(レスキュー投与、ボーラス投与)、③1回レスキュー投与を行った後、一定時間は使用できない制御機能(ロックアウト)の3要素で構成されています。

今回は、いくつかあるPCAポンプのうち、機械式ポンプである「CADD-Solis」について、薬液カセットの装着方法、持続投与速度の設定、PCAドーズの設定、ロックアウトタイムの設定、PCA投与履歴の確認方法などの手順を、実際にデモ機を使いながら確認しました。

このようなポンプは、地域の薬局からレンタルしており、薬局薬剤師の皆様にも参加していただきました。

「家で暮らしたい」という願いを引き続きサポートするために、医療スタッフ一同、知識とスキルを継続して向上していきたいと考えています。

ご協力:スミスメディカル・ジャパン株式会社

アーバン日誌一覧へ
ページの先頭へ戻る