アクセシビリティ×ケア|①iPhoneとiPadは、もっと使いやすくなる!

豆知識 2026.04.22

iPhone・iPadの便利機能、「アクセシビリティ」って知っていますか?在宅医療やケアに携わる作業療法士の目線で、高齢でも、障がいがあっても、iPhoneやiPadで楽しむことができる工夫を紹介していくコラムシリーズです。

当院の作業療法士が紹介します!

伹野修理(認定作業療法士)

保険医療学修士(訪問リハビリ利用者に対する福祉用具の受け入れについて研究)。
趣味は海外旅行、温泉、散歩、自然に囲まれたり風情ある所でのんびりすること。

iPhoneやiPadをもっと使いやすく。アクセシビリティって知っていますか?

iPhone・iPad(MacBookも含む)には、【アクセシビリティ】という機能が、もともと本体に備わっています。アクセシビリティとは、[Access(近づく、入手)]と[Ability(能力、できる)]が合わさった言葉で、「入手できる」「近づくことができる」という意味になります。
つまり、iPhone・iPadの製品・サービスを年齢、障がいに関係なく誰でも利用することができる機能と言い換えることができます。

アクセシビリティの種類

iPhone・iPadのアクセシビリティは大きく分けてカテゴリーすると、①視覚、②聴覚、③発話、④身体機能、⑤認知、の5つの機能に分類されます。
AppleのWEBサイトにあるアクセシビリティのページでは、現状備わっているアクセシビリティの機能一覧と解説、設定方法をみることができます。ご自身の持つ機種によっても操作方法が異なりますので、操作方法はこちらのページも参考にしてください。

iPhone・iPadのアクセシビリティ機能の良い点

各スマートフォン・タブレットにはOS(オペレーティングシステム)というコンピューターの中の力を分けたり、順番を決めたりと「人が使いやすいように」してくれる土台となるソフトで動いています。
現在、世の中にあるスマートフォンとタブレットのOSは2つあります。それは、iPhone・iPadの「iOS」、それ以外のスマートフォン・タブレットは「Android」です。アクセシビリティはiPhone・iPadだけでなく、「Android」のスマートフォン・タブレットにも搭載されています。ただ「Android」で動くタブレットとスマートフォンは、端末メーカー(ソニー、シャープなど)ごとにアクセシビリティの操作感や設定項目が違うので、利用者も支援者も機種ごとに学び直しが必要になります。
一方でiPhoneのiPadの「iOS」はアクセシビリティの操作が一貫しています。つまり、iPhoneのアクセシビリティを覚えれば、iPadのアクセシビリティも覚えたことになります。また最新機種が出てもアクセシビリティーの操作は大きくは変わらないのも特徴です。そのため、iPhone・iPadのアクセシビリティは利用者、支援者の両者の負担が少なく使用できます。

例えば、こんなことができる!

アクセシビリティを活用することで、障がいを抱えている方でも容易にiPhone・iPadを操作できるようになったり、自身の身体機能を補ってくれたりします。例えば手が思い通りに動かず、画面をなぞれなかったり、タッチができなかったりする方は、iPhone・iPadにボタンスイッチをつなげて【スイッチコントロール】という機能を使えば、「ボタンスイッチを押す」という動きだけで、文字入力、アプリ操作が可能になります。
障がいがない方も、アクセシビリティ機能は便利さをうみだします。車内でスマホを操作すると車酔いをしてしまうこともあるかもしれません。こんな時には【車両モーションキュー】という機能を使うと、乗り物酔いを軽減するのに役立ちます。

このシリーズでは、在宅医療やケアに携わる作業療法士の目線で、高齢でも、障がいがあっても、iPhoneやiPadで楽しむことができる工夫を紹介していきます。
興味のある機能のコラムがあれば、下のリンクより選んでみてください。(順次、追加していきます)

〈了〉

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