アーバン日誌

創傷管理ケア用品の勉強会

取り組みいろいろ 2025年6月4日

訪問前の時間を利用して、医師および看護師、セラピストが、ウンドケア(wound care)用品「TASSⅡ」の知識を学びました。

在宅医療や訪問看護では、ご自宅で療養されている患者さんや利用者さんが、難治性の皮膚潰瘍や熱傷などの皮膚損傷、擦過傷や皮膚剥離に苦しまれている場面に出会います。また、寝たきりの状態や体を動かすことが困難な状態、栄養状態の悪化や尿・便失禁などの不衛生な状態から褥瘡(じょくそう)が生じてしまった場面にも多く出会います。

このような場面で、傷口を観察し、洗浄・消毒し、傷口を保護するための適切な被覆材(ドレッシング材)を選定し、創傷のケアに努めることは、特にそのケアを中心的に担う訪問看護師にとって日々の課題です。

今回は、被覆材の上から貼付するTASSⅡの特性、取り扱い方を学びました。勉強会では、仙骨部にできた難治性の褥瘡を例に、被覆材の上からTASSⅡを貼付し、摩擦やずれを軽減することで、症状改善に至ったケースの説明を受け、医師や看護師が実際に手に取って確かめました。

説明会を受けて、さっそく利用者さんへ使用してみたい、との声が上がりました。

「家で暮らしたい」という願いを引き続きサポートするために、医療スタッフ一同、知識とスキルを継続して向上していきたいと考えています。

ご協力:アルケア株式会社

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