アーバン日誌
業務継続計画(BCP)について
取り組みいろいろ 2025年11月4日

地震や洪水などの自然災害が発生した場合、電気・ガス・水道等のライフラインや道路・物流が寸断され、通常どおりの業務を実施することが困難となることがあります。また、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が記憶に新しいところですが、感染により多くのスタッフが出勤できなくなった場合、医療や介護サービスを継続的に提供することができません。
そのような場合であっても、最低限のサービス提供を継続できるよう準備するとともに、中断した場合でも優先業務を実施するため、あらかじめ検討した方針、体制、手順等を示した計画のことを「業務継続計画(Business Continuity Plan)」といいます。桜新町アーバンクリニック、桜新町ナースケア・ステーション、桜新町ナースケア・プランニングは、自然災害や感染症が発生した場合に備えて、業務継続計画を策定しています。
そして、この業務継続計画が有事に機能するかを点検し、より実効性のある計画へ見直すことを目的に、全スタッフを対象に年に一度、研修および訓練を行っています。
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業務継続計画の訓練(自然災害)
(想定)平日11時45分に震度6の首都直下型地震が発生
業務継続計画に従って、すべての診療を中断し、事務所へ参集。
アクションカード(災害対応を行うにあたり、想定し得る範囲でとるべき避難行動の指標を
カード化したもの)に従って、災害対策本部の設置、被災状況の確認、交通・通信・水道な
どのインフラ状況などの情報収集、電話対応など、発災から3時間以内の災害時行動を、ス
タッフが分担して対応(上写真)。
訓練後、対応した内容や気付いた点をフィードバックし、全員で共有。
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今後も、研修や訓練を積み重ねながら、医療および介護サービスの向上に努めてまいります。