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ホームクレールでの一般向けセミナー

こんにちは。梅雨が明け、本格的な夏の到来ですね。蝉の鳴き声を聞きながら、訪問看護で自転車を飛ばしています。紫外線、暑さ対策をしていかなくてはいけませんね。皆さんも熱中症などご注意ください。
さて、7月15日と22日に当院から世田谷区の住民の方向けのセミナーを開催いたしました。

7月15日認知症セミナー
講師:院長 遠矢純一郎先生、認知症認定看護師 森橋まり絵

7月22日膝痛セミナー
講師:医師 五味一英先生、理学療法士 木内大介

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ご健康な一般市民のみなさまと医療機関のスタッフが関わることが少ないなか、ホームクレール用賀のみなさんからのご提案でこのような会をもつことができました。病気になる前に予防的な関わりをすることも私たちの務めです。
クリニック外来などでは、予防としての関わりや介護上の相談に応じることなどが時間の都合上困難です。こういった場所と時間を調整することで、みなさまへの健康意識向上につながり、私たちの医療ケアの振り返りにもなると実感しました。
そして、医療者と一般市民がざっくばらんに話し合える場つくりをしていくことが、とても重要であると理解しております。
地域に開かれた、一般市民とつながる医療機関に。
今後わたしたちは、より力を入れて、広く一般市民の方へ健康の維持増進と予防、在宅医療の推進をしていきます。みなさまも、ぜひセミナーへお越しください。

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【次回ホームクレール用賀 オープニングセミナー】

8月21日(金)10時30分から 認知症セミナー
講師:院長 遠矢純一郎先生、看護師 片山智栄
タイトル:「認知症 世界の先進的ケアと世田谷区の取り組み」

8月26日(水)15時から
講師:医師 五味一英先生、理学療法士 吉村和也
タイトル:「いつまでも健康で自立した生活をするために(その2)〜転倒予防〜」

場所:ホームクレール用賀、東京都世田谷区用賀4−3−8
ご予約・お問い合わせ:03−6432−7730
(看護師 片山智栄)


家族の木 ~家族志向ケアについて深めよう~

5月20日(水)に当院の杉谷医師による「家族の木」についてのセミナーが開催されました。

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患者様には、患者様を支えておられるご家族がいます。患者様をケアするときに、ご家族も合わせてケアすることが必要でかつ重要であるという、家族志向・家族志向ケアについて学びました。
これらを学んだ後、事例を元にお芝居をしました。このお芝居のシナリオはスタッフが事例を元に作成し、小道具からこだわりました。スタッフによる感情こもった迫真の演技が繰り広げられ、笑いが起こる場面も。

 

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この演技から得られた情報や、人の誕生から晩年期までの人生の経過を円環に描いた家族ライフサイクルを参考にして、家系図を作成し、家族の思いや関係性について仮説を立て、どのような支援や問題が起こりうるかグループ毎に話し合いました。

 

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ケアマネや看護師など他職種に参加していただき、様々な視点で話し合うことが出来ました。また、患者様やご家族に対するさらなる深い関わり方や、患者様を含めたご家族間を円滑にする関わり方についてお互いに意見を交換し合いました。

 

このセミナーで得られた内容を、今後に活かしていきたいと思います。参加してくださった皆様、お忙しい中ありがとうございました。

 

(看護師 石丸結理)

 


第17回日本在宅医学会もりおか大会に参加しました

先週末行われた日本在宅医学会もりおか大会に参加してきました。

一年に一度のこの学会参加も恒例となり、当院からは今年13演題の発表を行いました。

氏名

発表演題

尾山 看護師 グループホーム入居者の便秘解消を目指す取り組み〜排便体操DVDを制作して〜
片山 看護師 認知症初期集中支援チームでの実践からこれからの地域包括ケアシステムについて考える
五味 医師 在宅版肺炎クリニカルパスの開発
篠田 医師 当院における施設看取りの現状〜これからの施設看取りと緩和ケアの可能性〜
永田 看護師 肺炎パスにおける在宅看護師の役割
西田 医師 介護・医療連携におけるカルテの有用性
袴田 医師 医療連携によるオーダーメイド・リハビリテーションの実践
林 看護師 がん終末期における家族へのデス・エデュケーション〜輸液療法を通して家族ケアを考察する〜
村上 事務長 死亡前30日の在宅医療介護費と入院医療費の比較調査
村上 事務長 在宅医療の業務効率化の取り組み〜ディクテーションによる診療録作成サポート〜
北山 副事務長 当直医に対する「死亡診断時の立ち振る舞い」ガイドラインの活用効果
北山 副事務長 地域医療連携支援システムの利用実態
木内 副事務長 代理往診体制の現状

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みんな一生懸命準備し、練習して当日を迎えました。

発表された方々、お疲れ様でした。

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働く場所は違っても同じ在宅医療の領域で働いている方々が、日々試行錯誤しながらも頑張ってらっしゃる姿を拝見し、お互いに労いあえるのも学会参加の醍醐味の一つです。

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終わったあとは、盛岡名物のわんこそばを美味しくいただきました。

1位の記録はなんと150杯!!

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次回大会は東京ビックサイトでの開催予定とのこと。

盛岡で得たたくさんの学びを踏まえ、また次の一年も一日一日患者さんのために世田谷のためにできることを考えつつ歩んで行きたいと思っています。

(薬剤師 大須賀悠子)