月別アーカイブ: 2021年6月

いよいよクリニックでの個別接種が開始

2021/06/24 いよいよクリニックでの個別接種が始まり、当院でもどんどんワクチン大作戦の日々に突入している。外来、在宅、施設、職域などそれぞれのセッティングで、たくさんの接種をこなしていくには、医師、看護師、薬剤師、事務スタッフなどそれぞれの職種が全体の最適化を意識しつつ、臨機応変に動く柔軟さが求められる。
なかでもワクチンの注射器への分注は、かなり緊張の続く作業。施設や職域など数百人分ともなると、流れ作業のなかで徐々に慣れが生じ、ミスも起こりやすくなるおそれがある。「常に2名以上で、確認しあいながら行うべし」と当院薬剤師から注意喚起があった。慌ただしいなかでも、きちんと安全性を保つことを仕組みのなかに入れていこうと思う。

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新型コロナワクチン、はじめました

2021/06/24 打ちたいのに打てない、という人がでませんように。
地域の医療機関として、できることを。
初日は混みましたが、オペレーションを大改革。
スムーズに接種いただけます!
◉ 12歳以上で接種券をお持ちの方
◉ 基本は世田谷区の方ですが、区外の方でも
◉ 金曜夜、土日もやってます
◉ 要予約
◉ 医療・介護職種の方は、接種券がなくても打てます
▼ 予約はこちらから
https://bit.ly/3x0dtfG

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長尾和宏先生の映画「けったいな医者」の上映後トークショー

2021/06/20 今日は長尾和宏先生の映画「けったいな医者」の上映後トークショーに出演させて頂いた。
このドキュメンタリーのために、毛利監督は3ヶ月間密着同行されたそうだ。おかげで在宅医が遭遇する様々な事象がまるごと記録されていて、在宅医療の世界観が感じられる作品となっている。
この下高井戸シネマはいわゆる名画座で、ここのセレクトにはファンが多いとのこと。トークショーの回はなんと満席!スクリーンの前に立つのは緊張したが、同じく在宅医療に携わる立場でその意義や面白さについてお話しさせて頂いた。
トークショー終了後にも、サインを求められる監督の傍でたくさんの方にお声かけ頂いた。なかには以前僕が在宅で看取った方のご家族も居られたりと、地元ならではの楽しい経験となった。毛利監督、ありがとうございました!

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「炭酸飲料にとろみを付ける」をやってみた

2021/06/17 「炭酸飲料にとろみを付ける」をやってみた。通常のとろみ付けではやっちゃダメと言われる「あとから液体追加」で追い炭酸水入れるのが、シュワシュワ感を高めるコツなんだと。
サイダーは十分炭酸っぽさが感じられたのに、コーラは完全に気が抜けた感じに。次はビールでやってみよう。炭酸好きな方多いので、こういうノウハウは大事ですね。

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新型コロナウイルス感染症に係る 予防接種の実施に関する 医療機関向け手引き

2021/06/10 今回の改訂で、在宅医療における自宅でのコロナワクチン接種後の経過観察が家族,訪問介護などでも良いということに。(73ページ)
より現実的になりましたね。
新型コロナウイルス感染症に係る 予防接種の実施に関する 医療機関向け手引き
(3.0 版 2021.06.01)
https://www.mhlw.go.jp/content/000787229.pdf

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「在宅療養・ACPガイドブック講習会」が開催されます

2021/06/09 今夜はこれから当院の五味先生、尾山看護師による「在宅療養・ACPガイドブック講習会」が開催されます。先日完成した「LIFE これからのこと」という在宅医療やACPのガイドブックの紹介も含めて、市民向けの講演。みなさん是非覗いてみて下さい!
『LIFE これからのこと』で始める人生会議(ACP)」
6月9日(水)18:30~20:00
当研修会特設サイト →https://mediva.co.jp/setagaya/
※講演の様子が動画でご覧いただけます。
※『LIFE これからのこと』のPDFをダウンロード頂けます。

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世田谷区の市民向け認知症講演会に登壇

2021/06/05 昨日は世田谷区の市民向け認知症講演会。永田久美子先生と共に登壇の機会を頂いた。昨年10月に施行された「世田谷区認知症とともに生きる希望条例」を受けて、これを絵に描いた餅に終わらせぬよう、希望の持てる街づくりの具体的なアクションにつなげていく必要がある。
この条例が目指すのは、認知症観のポジティブな転換。認知症になってもその人らしく暮らしたり、社会の中で生きていく当たり前を持ち続けていけるよう、社会や人々の認識や意識を変えていくことが大事。実際それを体現されている認知症の方々が発信力を持ち、社会の変革を訴える活動が盛んになってきている。その活動から僕らも多くのことを気づき学ぶ機会を頂いている。
今回、当院の看多機を利用なさっている貫田直義さんが、この講演会に向けて自作自演のビデオメッセージを制作してくださった。ご自身の幻覚や診断当初の困惑、絶望感にはじまり、やがていろんな人やサービスとつながることで、徐々にご自身の力を取り戻し、「なってしまったことは今でも嫌だし、この先どうなるかも分からないが、自分を支える人たちのネットワークがあるし、この先もいろんなチャレンジをしていきたいと思えるようになった」と語られた。さすがは元テレビプロデューサー、ビデオの構成や演出が見事だった。
「俺に認知症当事者なんて肩書をつけないでくれ」と仰る貫田さん。「当初は不安、絶望、衰弱に陥っていたが、看多機をはじめ、いろんな人たちとの出会いのおかげで、自分はこれからの人生を生きる力を得ることができた」と力説された。ご参加の方々もきっと勇気づけられたことだろう。認知症になってもひとりひとりが望む生き方を続けていける世田谷を目指して、一緒に活動を広げていこうと思う。

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